ザ・レッジ12時の死刑台

チャーリー・ハナム、よかったー。


◆制作
原題:THE LEDGE 2011年 アメリカ

◆キャスト
ギャビン役にチャーリー・ハナム。
刑事役にテレンス・ハワード。
シェーナ役にリブ・タイラー。
ジョー役にパトリック・ウィルソン。
クリス役にクリストファー・ゴーラム。

◆あらすじ
 ●理由
刑事は自分の体の異変を知らされる。そんな時、高層ビルから身を投げ出そうとしている男がいると連絡が入る。刑事はその男、ギャビンが何故身を投げようとしているのか聞き出そうとする。

彼は自分が12時までに飛び降りないと、人が死ぬといいます。自殺願望の人とは違うと感じた刑事は彼に話をさせようとする。

 ●出会い
ギャビンはホテルのマネージャーをしていて、ゲイの友人クリスと同居していた。ギャビンとクリスはただの同居人で、恋愛関係ではない。

ギャビンが暮らすアパートに、夫婦が引っ越してきた。夫のジョーは敬虔なクリスチャンで、ゲイに偏見を持ってる。妻のシェーナは夫に従順な感じ。シェーナはギャビンがマネージャーをしているホテルへ仕事を求めてやってきた。

夕飯に招待されたギャビンと同居人のクリス。キリスト教においてゲイは罪だと、クリスを改心させようとするジョー。ギャビンは無神論者。ジョーと衝突する。

 ●接近
シェーナは夫に救われた過去がある。夫に恩を感じてはいるが、同時に窮屈さも感じていた。そこで知り合ったギャビンは、柔軟な考え方をする。

惹かれてはしまうものの、夫に恩を感じているし夫の性格も知っている、抗うシェーナ。だが、惹かれあう二人は自分たちの気持ちを止められなかった。

 ●自己犠牲
2人の関係に気付いたジョーは、シェーナを拘束。ギャビンに飛び降りなければ、シェーナを殺すという。

無神論者のギャビンには、自己犠牲は出来ないとジョーは思っていて、その場面をシェーナに見せるつもりでいた。ギャビンのような無神論者は、愛する者の為に自分の命を犠牲には
出来ない。それが出来るのは、自分のような敬虔なクリスチャンなのだと。

ところがギャビンは飛び降りた。シェーナの為に。きっとジョーは近くで見ているはずだと刑事はあたりをつけシェーナを保護し、ジョーを逮捕した。

***

敬虔なクリスチャンで妻を助け出した自分が好きなジョー。シェーナが好きなギャビン。
その時点で、どちらと生きていきたいかは明白。ギャビンが飛び降りようと、降りないだろうとすでにシェーナの心にジョーはいない。宗教観も面白くはあるが、自己犠牲はやだな。
自分も相手も犠牲ならない愛がいい。

海外ドラマや映画で顔を見る面々が揃っていて、安心して観れる。