スリーピングビューティー~禁断の悦び~

川端康成の眠れぬ美女が原作だとか。人によって怖いと思う事は違うんだろうなー。


◆制作
原題:SLEEPING BEAUTY 2011年 オーストラリア

◆キャスト
エミリー・ブラウニング
レイチェル・ブレイク
ユアン・レスリー
ピーター・キャロル

◆あらすじ
いろんな仕事をして学費を稼ぐ女子大生のルーシー。より高額な収入になる秘密クラブのちょっと変わった仕事を始める。

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もし、すごくお金に困っていて、そういう事でしかお金が手に入らないとして、下着姿で給仕までは、まー、理解できる。が、その後が私には理解できない。

意識がないって状態で、何されてるかわからないっていうのが怖い。意識がない、寝てる時は施錠された家又は部屋の中の布団orベッドの中。安心できる環境のはず。

が、自分が意識がない間、よく知らない人がそばに居る。何されるかわからない。どこへ運ばれるかわからない。約束が守られる保証はない。目が覚めた時、何がどうなってるかわからないのに、よく引き受けるなと思う。若さゆえの無鉄砲さなのかもしれないけど。

彼女と一緒に寝る老人達は、ちょっと哀れにさえ見える。彼らの頭の中にある欲望。それがなんだか滑稽にもうつる。

男性はあの老人たちに共感する部分が少しはあるんだろうか。それとも、あれは年老いてはじめてわかる欲望なんだろうか。