インキーパーズ

閉館の決まった古びたホテルの幽霊話とかいうので観ることにしたんだけど。


◆制作
原題:THE INNKEEPERS 2011年 アメリカ

◆キャスト
サラ・パクストン
パット・ヒーリー
ケリー・マクギリス
レナ・ダナム
ジェイク・ライアン

◆あらすじ
廃業が決まっている古いホテル。その昔、女性が結婚式当日に新郎に捨てられ、客室で首つり自殺を図る。

それ以来花嫁衣装をまとった女性の幽霊がうろつきまわるという噂があるホテル。従業員のクレアとルークは、幽霊の証拠をつかもうと調査に乗り出す。

***

まいった。これをホラーと言ってはいけない気さえする。映画のジャケット?が映画そのものと合ってない。

廃業間近のホテルの従業員のクレア、ルークとくだくだーと仕事をし、近所のカフェへ珈琲を飲みに行く(あのシーンはいるのか?)

普通の女の子の日常を描きましたって方が、まだぴたっとくる感じ。あまりに退屈なので、幽霊話を調べてみるかーって学生ノリ。

宿泊客は、夫と喧嘩して家出中の母と息子、元女優で今は霊媒師の女性。母と息子の宿泊客とのシーンもいるのか?3階に泊まりたいと言ってくる初老の男性。想像するに幽霊の花婿?な感じだけど、その説明もなく自殺。てか、もし花婿なら捨てた女を懐かしんで死ににくるってのも変な話。

最後まで、首を吊った花嫁と花婿の間に何があったのか、幽霊が何を恨んでるのかわからない。

幽霊なんかいるはずないじゃんって感じで調査をはじめ、幽霊が出てくるのはすでに後半部分。しかも、あれだけメイクした幽霊さんが出てくるのは数カット。幽霊話なのに、幽霊の出番が少ないってどういうこと?

従業員のルーク、クレアに幽霊話を教え、クレアに告白し本当に幽霊が出てきたら、惚れた女も面白がってた幽霊も置き去りにして我先に逃げまくる。あまりにも恰好悪い。

元女優で霊媒師さん、地下に近づくなと警告はするもののそれほど心配もせず最後には、助けようがなかったのよとか言う。助けようとした感じもないんだけど。霊媒師を登場させる意味もなかったような。

元女優で霊媒師の役を、トップガンに出てたケリー・マクギリスさんが演じてる。懐かしい反面、やっぱりお年を召されたなーな感じ。