実話がベースのリーガル。
19歳の女子大生エミリーは突然恐ろしい幻覚に襲われ、凄まじい痙攣を起こす。自分に何かが取り憑いていると確信した彼女は、ムーア神父の下へ駆け込む。だが、ムーア神父の悪魔払いの最中にエミリーは亡くなってしまった。過失致死罪で起訴されたムーア神父の裁判が始まった。
◆制作
原題:The Exorcism of Emily Rose 2005年 アメリカ
◆キャスト
原題:The Exorcism of Emily Rose 2005年 アメリカ
◆キャスト
ローラ・リニー
トム・ウィルキンソン
キャンベル・スコット
ジェニファー・カーペンター
コルム・フィオール
ジョシュア・クローズ
ケネス・ウェルシュ
◆あらすじ
1976年にアンネリーゼ・ミシェルというドイツ学生が悪魔に憑依されたと信じられ、悪魔祓いを試みた最中に亡くなった。この件で神父二名が故殺の罪で有罪となった話を題材にしている。19歳の女子大生エミリーは突然恐ろしい幻覚に襲われ、凄まじい痙攣を起こす。自分に何かが取り憑いていると確信した彼女は、ムーア神父の下へ駆け込む。だが、ムーア神父の悪魔払いの最中にエミリーは亡くなってしまった。過失致死罪で起訴されたムーア神父の裁判が始まった。
***
検察側は悪魔憑きだとして医療を受けなかった事が、少女の死の原因だとして神父を罪に問う。
弁護側は最初の弁護方針を変えてくる。最初は悪魔憑きなんて、非現実的な理由じゃ戦えないと思うのだけど神父の固い意志と資料を読み進み、自分が前に弁護した犯人が再び罪を犯したりした事が弁護方針にも影響していく。
検察側は悪魔憑きだとして医療を受けなかった事が、少女の死の原因だとして神父を罪に問う。
弁護側は最初の弁護方針を変えてくる。最初は悪魔憑きなんて、非現実的な理由じゃ戦えないと思うのだけど神父の固い意志と資料を読み進み、自分が前に弁護した犯人が再び罪を犯したりした事が弁護方針にも影響していく。
最終陳述は、裁判というシステムを上手く利用した陳述になってた。よく使われる手ではあるけれど。
陪審が評決を出すには、エミリーが病気で精神的にも混乱しており悪魔にとりつかれたという幻覚を見ていただけで、医療行為を受けていれば助かったという検察側を信じるか、エミリーは悪魔にとりつかれ、医療行為も役に立たず、最期の頼みの綱として悪魔祓いを受けたという神父側を信じるか、で分かれる事になる。
そんな確認できない事をテーマに評決というのが一番難しい所で心の中を裁くようなもの。裁かれるのは神父だけじゃない事になる。
陪審の出した評決は、上手い出し方だなと思った。こういう裁判が行われるだけでも、すごいなとも思う。
陪審が評決を出すには、エミリーが病気で精神的にも混乱しており悪魔にとりつかれたという幻覚を見ていただけで、医療行為を受けていれば助かったという検察側を信じるか、エミリーは悪魔にとりつかれ、医療行為も役に立たず、最期の頼みの綱として悪魔祓いを受けたという神父側を信じるか、で分かれる事になる。
が、悪魔なんていない。神様なんていないと誰が言えるだろう。いない証明なんてしようがない。確認できない。確認できない事を自信を持っていない、とは誰も言い切れない。
そんな確認できない事をテーマに評決というのが一番難しい所で心の中を裁くようなもの。裁かれるのは神父だけじゃない事になる。
陪審の出した評決は、上手い出し方だなと思った。こういう裁判が行われるだけでも、すごいなとも思う。