題名観た時、親子の情愛を描いたファミリー映画だと思ってたらちょっと違った。
◆制作
原題:VOZVRASHCHENIYE 2003年 ロシア
◆キャスト
原題:VOZVRASHCHENIYE 2003年 ロシア
◆キャスト
イワン・ドブロヌラヴォフ
ウラジーミル・ガーリン
コンスタンチン・ラヴロネンコ
ナタリヤ・ヴドヴィナ
◆あらすじ 母とささやかに暮らしていたふたりの兄弟のもとに、家を出ていた父が12年ぶりに帰ってきた。写真でしか見たことのない父の突然の出現。父は無口で何の説明もしない。そして父は、ふたりを湖への小旅行に誘う。
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映画の父は12年家を出てて、いきなり帰ってきたかと思ったら父親面(笑)して、二人の息子を連れて旅にでるわけだけど家を出た理由を説明してないのもいい。大人になると、うまく説明できない事がある。
が、子供は説明されない事に不満を持つ。家族と学校と友達しか世界がなく、全て教えてもらえると思ってそうな子供と、それ以外の世界を持ち、自分でやるかやらないかだと思ってそうな父が対照的。
その父に対して、二人の息子の反応が面白い。性格出てる。兄は12年不在でも父親なんだし、ここで文句を言っても仕方がないから、父の言う通りにしようという感じ。内心不満はあっても、どっちかと言うと怯えてる感じさえする。
弟は、父にぶつかっていく。今まで居なくてもやってこれたのに、なんで帰ってきた?あんたなんかいらないと。
話は深いんだけど、難しくはない。(誰でも親子の経験はあるし)見る人が考える(想像する)余地がたくさんある映画。それが無理して作った感じじゃないのがいい。
ポートレートのような最期のシーンが印象深かった。ジャケットに写ってるのは弟君。
が、子供は説明されない事に不満を持つ。家族と学校と友達しか世界がなく、全て教えてもらえると思ってそうな子供と、それ以外の世界を持ち、自分でやるかやらないかだと思ってそうな父が対照的。
そして父の死。いつまでも親は生きてない。不慮の死じゃなくても親が先にいく。
ポートレートのような最期のシーンが印象深かった。ジャケットに写ってるのは弟君。