実話なのだそうな。死刑囚の精神アドバイザーを務めた修道女役のスーザン・サランドンと、死刑囚役を務めたショーン・ペンがよかった。サランドンが映画化を熱望したそうな。
囚人の名はマシュー・ポンスレット。10代のカップルを惨殺した容疑で死刑を求刑されていた。ヘレンは文通を始め面会を重ねるうちに、死刑という暴力を繰り返すことで何を得られるのか、と自問するようになる。それは自らの信仰の試練でもあった。
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さらけ出さずにはいられないほど死が怖い。それなのに他の人前では、必死に強がって見せる。そういう不器用な部分に共感できた。そして、こういう男を部分を演じるショーン・ペンに惹きこまれた。俳優さんとしてはありなんだなと思った。苦手なタイプには変わりないけど。
◆制作
原題:Dead Man Walking 1995年 アメリカ
◆キャスト
カトリックのシスター、ヘレン・プレイジョーンは、ある死刑囚のアドバイザーとして死刑執行前から付き添う事に。原題:Dead Man Walking 1995年 アメリカ
◆キャスト
スーザン・サランドン
ショーン・ペン
◆あらすじ囚人の名はマシュー・ポンスレット。10代のカップルを惨殺した容疑で死刑を求刑されていた。ヘレンは文通を始め面会を重ねるうちに、死刑という暴力を繰り返すことで何を得られるのか、と自問するようになる。それは自らの信仰の試練でもあった。
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ショーン・ペンって、悪ぶった情けない男の役しかしない役者さん、ってイメージがあって、何故彼が評価されるのかわからなかった。どちらかというと好きな俳優ではなかった。
この作品のショーン・ペンを見て、彼に対する印象が変わった。長男で母や兄弟の前では、強がってみせる。自分が弱い所を見せたら、弟達が動揺すると思う兄貴な一面。死刑がせまってくるが、自分の罪は認めない。突っ張り続ける。でも、修道女さんには側にして欲しいという。
そして彼が本当に恐れてるものが、だんだんわかっていく。そんな葛藤の中、死期がせまった時、彼女にすべてを話す事に。
この作品のショーン・ペンを見て、彼に対する印象が変わった。長男で母や兄弟の前では、強がってみせる。自分が弱い所を見せたら、弟達が動揺すると思う兄貴な一面。死刑がせまってくるが、自分の罪は認めない。突っ張り続ける。でも、修道女さんには側にして欲しいという。
そして彼が本当に恐れてるものが、だんだんわかっていく。そんな葛藤の中、死期がせまった時、彼女にすべてを話す事に。
誰だって格好よく生きたい。が、現実はそうはいかない。じたばたしてみっともなくて、怖いものもたくさんある。決して弱みを見せないようにして突っ張ってきた男が、死を前にして弱さや不器用さをシスターにさらけ出す。犯罪を犯してそれを武勇伝にしてきた男の弱さ。
さらけ出さずにはいられないほど死が怖い。それなのに他の人前では、必死に強がって見せる。そういう不器用な部分に共感できた。そして、こういう男を部分を演じるショーン・ペンに惹きこまれた。俳優さんとしてはありなんだなと思った。苦手なタイプには変わりないけど。
そんなショーン・ペンの良さを引き出したサランドン。これがまたよかった。派手じゃないけど、自分にも相手にも誠実な感じ。自分も迷いながら、相手に寄り添う忍耐力。
彼女が引き出してくれなかったら、ショーン・ペンの良さには気付かなかったかもしれない。相手を生かせるってすごい事だなと思った。
彼女が引き出してくれなかったら、ショーン・ペンの良さには気付かなかったかもしれない。相手を生かせるってすごい事だなと思った。