ポエトリー、セックス

原題は「The Monkey's Mask」邦題は「ポエトリー、セックス」借りにくい。「それ、マジ借りるの?」って聞かれちゃったw

監督は「女と女と井戸の中」のサマンサ・ラング。女と女と井戸の中を観てなかったから、借りなかったかも。

◆制作
原題:The Monkey's Mask 2000年 オーストラリア

◆キャスト
スージー・ポーター
ケリー・マクギリス
マートン・ソーカス
ジム・ホルト
ジャン=ピエール・ミニョン

◆あらすじ
封印され、行方知れずとなった伝説の恐怖映画『ヒステリア』それが撮影された、通称“死の館”と呼ばれるセットが、まだウルトラ・スタジオの片隅にひっそりと残っている。

やがてそのセットに7人の男女が集められた。たった一時間で終わるはずの見学ツアーだったが、彼らは8角型の部屋に監禁されてしまう。

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この映画って、セックスより恋愛に求めるものの違いな気がする。

詩を専攻していた女子学生が失踪し、両親は探偵(元警官)に調査を依頼。彼女と付き合いのあった人達に聞き込みをしてる間に、彼女の腐乱死体が自宅の庭から発見される。

調査で知り合った大学教授(トップガンの教官役の女優さん)と恋仲になる女性探偵さん。(教授には夫がいたりする)のめりこんでいる間は気が付かないが、だんだん価値観の違いに気が付き始め、それと同時に事件の真相に気付いていく。

探偵さんと失踪した女子学生は、相手に愛情や寂しさを埋めてくれるとか、思いやりを求めてる気がする。大学教授とその夫は、パワーや刺激を求めてる気がする。相手を征服するとか、新しい相手への関心とか、そういう感じ。

当然ながら、探偵さんと学生さんは振り回されてて探偵さんは途中ではねつけるが、学生さんは振り回された挙句に。

愛情を求める方が弱いとか、振り回す方が悪いって話じゃなくいろんな人がいてその数だけ欲望がある。周りが見えなくなり過ぎると、そこにつけこまれて利用される可能性があるみたいな事を描きたかったのかな。

原作が面白くて、映画化を決めたらしいのだけど、この手のものって、映画化は難しいんだろうなぁ。原作読んでみたいな。誰が書いたかわからんのだけど。