毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト

原題にはエロスとか入ってらしい。客寄せなのかな（苦笑）

毛皮のエロス~ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト~

◆制作
原題：Fur: An Imaginary Portrait of Diane Arbus　2006年　アメリカ

◆キャスト
ニコール・キッドマン

ロバート・ダウニー・Jr.

◆あらすじ

夫のアシスタントをしていたダイアンは、違和感を感じていた。ある日、マスクをした男が引っ越してくるのを見て、ダイアンはカメラを片手に彼を訪ねる。実話というのではないらしい。世界観を再現した感じなんだろうか。

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ダイアンが惹かれた被写体。そこに好奇心をもったのは理解できる。見てはいけないもの。そう言われると、ますます好奇心はつのるのもわかる。そこをきっかけに、被写体ともしくは自分と向き合っていく。楽しくもあるだろうけど、きつい時もあるんだろうな。

凡人には理解できないけれど、非凡というのは孤独や言葉に出来ないきつさがあるのかもな。世界観も美術的にも、好きなタイプの映画だと思う。マスクの男が住む部屋の扉なんて、とても好きだもん。

ダイアンの夫が住む世界と、ダイアンやマスクの男が住む世界。どーしよーもないそういう隔たりも嫌いじゃない。

でも、この映画をすごく好きか？と聞かれると好きと即答出来ない。こういうタイプの映画は、最後がハッピーエンドの方がいいな。