デーモン・インサイド

ハンナ・アンダーソンさんとブリタニー・アレンさんの演技対決みたいな。

デーモン・インサイド(字幕版)

◆制作

原題：What Keeps You Alive　2018年　カナダ

◆キャスト

ハナー・エミリー・アンダーソン

ブリタニー・アレン

マーサ・マックアイサック

ジョーイ・クレイン

◆あらすじ

ジャッキーとジュールズは同性カップル。結婚1周年記念に、ジャッキーが子供のころ住んでいた湖畔の家を訪れる。その夜近所に住むジャッキーの幼馴染が、灯りがついてたから様子を見に来たとやってくるが、微妙な雰囲気な2人。

翌日、ジュールズは湖の向かいの幼馴染の家を訪ね、ジャッキーと幼馴染2人が子供のころに起こった悲惨な水難事故の話を聞く。

数日後、突然ジャッキーがジュールズを崖から突き落として殺害しようとする。ジュールズは瀕死の重傷を負いながらも、ジャッキーの恐ろしい一面を知り彼女から逃げようとするが、ジャッキーはライフルを持って森を探し回る。

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いきなり妻を崖から突き落とす展開はよかったな。あれで興味をひかれた。突き落とされたジュールズが、逃げ回るにはちょっと怪我がひどくないかと思わないわけではないけど、映画なんでそこはいい。

幼馴染夫婦に話したら2人とも殺すよと言っていたジャッキー。だが、ジュールズは目を盗んで話してしまう。それに気付いたジャッキーは夫婦を殺す。そこも展開としてはわかる。

ジュールズとジャッキーが殺し合いみたいになるけれどジュールズはジャッキーを殺すことに戸惑いを見せる。それもわかる。人を殺すのに戸惑いがないのはサイコであるジャッキーだけ。

違うんじゃないかと思ったのは、ジュールズが戦うと決めた後、ジャッキーの後頭部に銃口を突き付けた後、打たなかった事。打つ事に迷いがあるなら、逃げ回る方がわかる。それは最後のビデオの中のジュールズにも言える。彼女はジャッキーを殺せないと、自分が死ぬ事も想定してた。それなら、あの最後の仕掛けをした後、ひたすら逃げる事にエネルギーを費やす方がいいんじゃないかと思う。

でも、そう思うのはこの映画がわりとよかったからなんだろうな。よくないとあーすれば、こーすれば、なんて思わないだろうから。