どこだかの貴公子とか言われてる役者さんとガルシアくんが出てるって聞いて、借りて観た。一応サスペンスやし。
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バッド・エデュケーション
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バッド・エデュケーション
◆制作
原題:LA MALA EDUCACION 2005年 スペイン
◆キャスト
原題:LA MALA EDUCACION 2005年 スペイン
◆キャスト
ガエル・ガルシア・ベルナル
フェレ・マルティネス
ダニエル・ヒメネス・カチョ
ルイス・オマール
◆あらすじ文学の才能を持ち、神学校時代からエンリケが好きで自分の体を投げ出してまでエンリケをかばったイグナシオ。自分を犠牲にしてしまうイグナシオは、自分を傷つける事に無頓着にみえる。
もう少し自分を大事に出来たら、彼の人生は変わっただろうけどそれがイグナシオって人なんだろう。
***
エンリケは、子供の頃からイグナシオより現実的。神学校に行ってるけど、神は信じてないと言える人。芯の強い一面を、あちこちでみせてる。
ファンは野心家。自分の野心の為ならなんでもする。人を裏切る事も自分を裏切る事も、いとわない。彼が愛してるのは、自分だけに見える。
そして神学校時代の神父。臆病な人。少し哀れに見える。イグナシオみたいに自分を犠牲にしてまで守りたいものもない。エンリケほど現実的で、自分を貫く強さはない。ファンほど、何かに一生懸命になれるものもない。
イグナシオの脚本をエンリケが読み、映画にする段階でエンリケは結末を変えた。だが、映画が完成する直前に、もう1つのストーリーがあった事が明らかになる。
ミステリーとしても、二転三転。劇中激な手法も面白かった。
ガルシア君たくましいのに、女装すると色気があるのもびっくり。子供時代のイグナシオの歌声が綺麗。貴公子の裸体も見事。娯楽作品としても、好むかどうかは別として悪くない。美しい裸体と(あまり興味ないけど)ゲイ同士の愛があるけれど両方ともあまり重要じゃないあたりがいい。
ミステリーとして観るか(私はこっち)愛の物語として観るか、娯楽として観るか、見方はいろいろかも。それぞれの生き方が浮かびあがるあたりがいい。
ゲイというので拒否する人はいるだろうなー。