脚本は「セブン」「スリーピー・ホロウ」を担当したアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーなのだそうな。

8mm

8mm
◆制作
原題:8mm 1999年 アメリカ
原題:8mm 1999年 アメリカ
◆キャスト
◆あらすじ
ニコラス・ケイジ
ホアキン・フェニックス
ホアキン・フェニックス
ジェームズ・ガンドルフィーニ
ピーター・ストーメア
アンソニー・ヒールド
クリス・バウアー
キャサリン・キーナー
私立探偵のウェルズ(ニコラス・ケイジ)は、大富豪の未亡人から夫の遺品に関する調査を依頼される。その遺品とは幼い少女の残虐な8mmフィルム。
これはスナップフィルムなのか、スナップフィルムだとしたら写っている少女は死んでいるのか。どこの誰なのか。ウェルズは、フィルムの出所を追って業界に足を踏み入れる。
***
人間のおぞましい部分ってのが、これでもかーって感じで出てくる。人間不信になりそうな。(苦笑)その中で、爽やかだったのがビデオ屋の店員役。スナップフィルムを追って、H映像を売っているお店の店員と話をつける探偵。店員は、歌手になりたくてバンドを組んだりしたが、音楽では食べられず、ビデオ屋の店員になったのだとか。探偵の不信な動きがやばい事になりそーなのが、ほっとけない感じで、つい探偵に手を貸してしまう。
業界とやらに潜入していく探偵と店員。ありとあらゆる性的なビデオが、地下で売られていて、当然それを作っている側の人間もいる。
大抵はたわいもないもの。ひどく見えても作り物。こっちのビデオで殺された女性が、別のビデオで同じような役をしていたり。
問題は、亡くなった富豪が大金をはたいて手に入れたらしいビデオ。そういうものを好む人がいるというのが、気持ち悪いけど映画や本になる事を考えれば、そういう事を考える人はいるんだろう。覆面して恐れられていた男の正体がわかるシーンは、ちょっと笑えたけど、でもああいう人なら妄想しそーなあたり、冷静に考えるとちょっと怖い。
そういう中でも、ウェルズや店員のような人がいるって事にとても救われる。