スクープ悪意の不在

この時のポール・ニューマン。すごーくはまってた。さりげなくカッコイイ大人の男な感じが好き。

スクープ・悪意の不在 (字幕版) - ポール・ニューマン, サリー・フィールド, ボブ・バラバン, メリンダ・ディロン, ウィルフォード・ブリムリー, シドニー・ポラック, シドニー・ポラック
スクープ・悪意の不在 (字幕版)

◆制作
原題:Absence of Malice 1981年 アメリカ

◆キャスト
ポール・ニューマン
サリー・フィールド
ボブ・バラバン
メリンダ・ディロン
ルーサー・アドラー
ウィルフォード・ブリムリー
ジョセフ・ソマー

◆あらすじ
ある朝ギャラガーが新聞を広げると、第一面で自分の生活が暴露されていた。そして、それは彼の生活を綿密にとらえてはいるが真実ではないのである。

それもそのはず記事は、FBI特捜班がでっちあげた内容をもとに書かれたものだった。

***

事件の情報を持っていると思われるギャラガー。彼の一族はマフィアなのだが、ギャラガーは堅気。情報を引きだせないFBIは、新聞記者を利用してギャラガーに圧力をかけよーとする。本当にこんな事があったらと思うと怖い。ある日突然、新聞に自分の名前が出てる。捜査対象として。この新聞記事が、生活を脅かす。

捜査の対象になってる男と一緒に仕事しよーなんて人は、悪い事を考えてる人達ぐらいしかいないだろう。彼の事を何も知らなければ、危険な人と思って敬遠する。でも、ギャラガーは何もしていない。

新聞社に抗議しても、彼らにはニュースソースは明かさない。明かしてたら、取材なんて出来ないだろーし無理もない。しかも、この場合情報の出所はFBI。新聞記者が自信をもつのもわかる。

ただ、新聞記者は知らなかったのだ。FBIが情報が欲しい為に、何もしてないギャラガーをはめる為に記者を利用した事を。

ギャラガーは黙ってはいないが、騒ぎ立てるわけでもない。背後にFBIがいる事をつきとめ一計を案じる。そのやり方が、クールで賢くてカッコイイ。ただ、その為に苦い思いも残ってしまうのだけど。

FBIは事件を解決したい一心、新聞記者も悪気があったわけじゃなく、それでも一歩間違えば人の人生を狂わせてしまう。

難しいテーマのわりには、すごくラフに見れた。ポール・ニューマンの生活を楽しんでる感じ、素顔かなと思わせる感じがよかった。