ザ・ボーイ人形少年の館

序盤はよかったんだけどなー。

ザ・ボーイ 人形少年の館(字幕版) - ローレン・コーハン, ルパート・エヴァンス, ウィリアム・ブレント・ベル
ザ・ボーイ 人形少年の館(字幕版) 
◆制作
原題:The Boy 2016年 アメリカ

◆キャスト
ローレン・コーハン
ルパート・エヴァンス
ジム・ノートン
ダイアナ・ハードキャッスル

◆あらすじ
暴力をふるう彼と別れて、新天地で仕事をはじめたグレタ(ローレン・コーハン)新しい仕事は、老夫婦と暮らす8歳の男の子のベビーシッターだった。

しかし、屋敷を訪れたグレタを待っていたのは、少年サイズの人形だった。冗談かと思い笑うグレタだったが、老夫婦はその人形を「ブラームス」と呼び、溺愛していた。

そして老夫婦はグレタにブラームスを預けて旅に出ると言う。老夫婦はグレタに「必ず守らなくてはいけない10のルール」を言い渡し、旅行に出かけてしまう。

その後、屋敷に一人となったグレタはルールを無視し始めるのだがそれと同時にグレタの周りで奇妙な事がおきはじめた。

***

館にいるのは人形のブラームスと老夫婦なのに、食べ残しは捨てないで(老夫婦とグレタ以外に食べる人がいる)ブラームスに親切にすれば大人しいが、親切にしなければ同じように返ってくる。(ブラームスは危険)

デートに行こうとしたグレタの服とネックレスが消え屋根裏に閉じ込められる(グレタを家から出したくない)グレタと御用聞きの男性(マルコム)がいい仲になりそうになると邪魔が入る(グレタを性の対象としてみてる)

まさかね、まさかねって思ってた事が、グレタとマルコムの件であー、やっぱりという最後まで見なくてもネタがわかってがっかり。

DV元カレ(コール)から逃げてるグレタ。元彼がグレタの今の住所を知ったと、妹から聞いたのに逃げてない。コールをブラームスにやっつけさせようという魂胆だったとしてもどちらかが残る限り、グレタの辛い状況は変わらないのに。

お金があり知能も低くなさそうなのに、お風呂にすら入ってない感じのけむくじゃらで暴力的なだけ。グレタが母性愛を刺激されてる時に、マルコム含む男性を遠ざけるようにもっていっても不思議じゃないのに何もせず。

映画は辻褄が合わなくてもある程度は気にしないので最後まで楽しめてたら気にはならなかったのかも。

最初はあの人形が美し怖い感じでよかったのに(人形って瞬きしないせいか、見つめられるとちょっと怖いのよね)最後はただの女をめぐっての暴力映画になってしまったのが残念。