マイ・ブルーベリー・ナイツ

恋愛映画だけど、ストーリーというより雰囲気が好きかな。カフェやバー、電車が通る風景、ビル、カジノ、音楽。

マイ・ブルーベリー・ナイツ 

◆制作
原題：My Blueberry Nights　2007年　香港・フランス・中国

◆キャスト

エリザベス：ノラ・ジョーンズ（グラミー賞受賞）

ジェレミー：ジュード・ロウ（真夜中のサバナ、シャーロック・ホームズ2009）

レイチェル・ワイズ（ハムナプトラ）

ナタリー・ポートマン（ブラック・スワン）

◆あらすじ

ニューヨークで暮らすエリザベスは、失恋してとあるカフェに出入りするようになる。毎晩ブルーベリー・パイを残しておいてくれるカフェのオーナー、ジェレミーとの会話に、心が慰められるエリザベス。

だが、失恋相手が新しい恋人といるところを見てしまい、旅へ出ることを決める。数々の人々と出会いながら、エリザベスはジェレミーが待つニューヨークへ戻りたいと思い始める。

好きというのを表現する言葉はいくらでもあって、ただ、好きというだけでは伝わらない事もある。傷心のエリザベスの気持ちが、机につっぷした寝顔や元彼の部屋を見上げ怒るシーンで伝わってくる。悲しみと怒り、混乱。同時に押し寄せる感情。

エリザベスが働くバーの常連さん。元妻への気持ちが伝わらなくてこじれさせる事ばかり。元妻を殺すか、自分を殺すかというとこまで追い込んでしまう。そしてその元妻も。好きか、嫌いかという単純な感情ではないジレンマを、エリザベスに話したり。

ストーリーはシンプルだけど、シンプルだからこそほんわかと伝わってくる。好きだな。こういう映画。こういう映画に出てくる時のジュード・ロウ、はまるなー。