チャン・ツィー、わりとよかったな。父親で刑事役のデニス・クエイドは安心してみられるし息子役のルー・テイラー・ブッチもよかった。
◆制作
原題:Horsemen 2009年 アメリカ
◆キャスト
デニス・クエイド
チャン・ツィイー
ルー・テイラー・プッチ
◆あらすじ
はじまりは、Come and See(来たれ、そして見よ)というメッセージの先に抜かれた多数の歯だった。
そして、黙示録の4騎士をなぞらえた事件が起こる。刑事のブリストンは事件を追うのだが。
***
思春期の少年が家族との心の繋がりが希薄なってしまって迷い始める。だが父は仕事と家庭を回すことに必死で息子の心の空虚さにまで気付かない。そんなよくある事。誰も父親を責められない。
だが、迷ってしまってる息子はその心の隙をつかれてしまう。心に傷を負った者たちは、連続殺人鬼にからめとられてしまう。
最初の方で、ちょっといやな予感はしたんだよな。最後にきれいにもっていこうとして、失速な感じ。もし、あのラストにするなら、ブリストン家のシーンを減らした方がインパクトはあったんじゃないかなぁ。4騎士ももうちょっと整理してみせてくれた方がわかりやすかったかも。はっきりわかった騎士は2人だけ。チャン・ツィイーの役どころも、羊たちの沈黙のレクター博士を模した?と思わせる風になってるけど、ちょっと演出がもったいない気がする。ただのおしゃべり女みたいになってて。
俳優さん達もストーリーも好きな感じ。見せ方がもうちょっと整理されてたら、もう少し面白く観れたかも。評価が低いのは、そのあたりが原因なのかな。