穏やかで、ほのぼのとする映画。人に影響を与えるのって、押し付けたり教えたりする事じゃなく生き方を見せる事なんだなってのが、よくわかる。
◆制作
原題:Bella Martha 2001年 ドイツ
◆キャスト
マルティナ・ゲデック
セルジオ・カステリット
マクシメ・フェルステ
◆あらすじ
仕事は一流だが人付き合いの苦手な女性シェフが、母親を失った少女や人生を楽しもうとするイタリア人シェフと接するうちに、自分の人生を見つめ直していく様を描く。
***
仕事は出来るけど味のわからない?お客さんに怒ってしまったり、1つに集中しすぎて周りが見えてないのかな?と思うマーサ。そんなマーサの所へ姪(リナ)がやってくる。ちょっと遠慮しながら、時にはぶつかりながらマーサとリナの共同生活がはじまる。
リナはマーサの仕事場にも一緒に行き、そこにいるイタリア人のシェフ、マリオと仲良くなっていく。リオが子供ながらに遠慮したり、悪態をついたりするのが可愛い。最初は気持ちがちぐはぐで、お互いぶつかったりする。そこでのマリオがまたいい。
リナはマーサの仕事場にも一緒に行き、そこにいるイタリア人のシェフ、マリオと仲良くなっていく。リオが子供ながらに遠慮したり、悪態をついたりするのが可愛い。最初は気持ちがちぐはぐで、お互いぶつかったりする。そこでのマリオがまたいい。
2人の間で上手く立ち回り、と言って無理してる訳でもなくさりげない。男性らしいおおらかさと明るさ、子供も巻き込むおちゃめさ、そういうマリオに子供らしい素直さでリナがなついていく。だがマーサはなかなか素直になれない。
そんな日々が過ぎ、少しずつ3人が打ち解けていきはじめた時、リオの父が迎えにきた。別れが来て、自分とリオがとても似ているとリオに言うマーサ。別れは辛い。でも自分は叔母、母ではないのだと言い聞かせるが。
最期がハッピーエンドで、そうなるだろうなとわかっていても好きな映画。妙に家族だからと無理やりハッピーエンドにしてないのがいい。自分達で選んだこと。そういうすがすがしさがあるからかな。