ウーピー・ゴールドバーグ、元気で明るいイメージが強かったけど、この映画のゴールドバーグ、可愛かった。
◆制作
原題:The Color Purple 1985年 アメリカ
◆キャスト
◆キャスト
ウーピー・ゴールドバーグ
マーガレット・エイヴリー
ダニー・グローヴァー
オプラ・ウィンフリー
アドルフ・シーザー
ウィラード・ピュー
アコスア・バシア
◆あらすじ南部・ジョージアの町で出産した少女・セリーは、ミスターと呼ばれる男の下に嫁ぐことになった。精神的、肉体的に虐げられていた少女が1人の人間として目覚めていく過程を描く。
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男性の方がえらいんだと思い込んでる男性。女性は殴っておけばいいなりになると公言してはばからない。そんな男に大人しくしたがっているゴールドバーグ。力ではかなわない、自分は美人でもない。そう思い込んでる。
けれど、いろんな人と出会い、目覚めて自立していく。その過程が好き。ゴールドバーグが演じた女性が長い過程を経て、自分の足で立つ覚悟をする。その覚悟が、相手に彼女の人としての尊厳を知らせる。
それまで、彼女は言いなりになる存在だと思い込んでいた男は自分のしてきた事を反省して、彼女の役に立とうとする。
年代、人種差別、性別差別が重なってて、その時代や環境の中自分の足で立つのは、かなり難しいと思う。ただ、今にも通じるテーマだと思う。
誰かがひどい扱いしてもいいんだという態度をはじめたら、他の人も深く考えずにいいんだと思ってしまう人が出てくる。そこで声をあげるのは自分自身しかないんだろうな。