深刻なタッチにしなかった事と、ラストがよかったな。
歯科医だけでは終わらないぞ。などと思っていて、催眠術とかいろんなものに凝ってしまう。歯科医としても悪くないのに、よく言えば向上心があり悪く言えば、努力の方向が違ってる。
◆制作
原題:THUMBSUCKER 2005年 アメリカ
◆キャスト
ルー・プッチ
キアヌ・リーヴス
ティルダ・スウィントン
ヴィンセント・ドノフリオ
ヴィンス・ヴォーン
原題:THUMBSUCKER 2005年 アメリカ
◆キャスト
ルー・プッチ
キアヌ・リーヴス
ティルダ・スウィントン
ヴィンセント・ドノフリオ
ヴィンス・ヴォーン
◆あらすじ
指を吸う癖が直らない17歳の少年、ジャスティン。いくら歯を治療しても、その癖が直らないと意味が無いと歯科医に催眠術をかけられ、指を吸わなくなった。
だが、イライラして授業の途中で退席したり、今までにはない行動をとるようになり、抗うつ剤を飲むように言われてしまう。
***
ホースメンの長男を演じていたルー・ボッチがジャスティンを演じてる。
17歳、好きな女の子がいても、どうアプローチしていいのかわからない。頭は悪くないけど学校の成績はぱっとせず、スポーツもそれほど。明るい性格でもなく、ちょっと暗く見られてしまうタイプ。
女の子からすれば毒にもならんけど害にもならん。一緒にいても危険もない代わりにドキドキもしない。つまんないタイプ。何に対しても情熱がもてず、そういう自分が嫌で何とかしたいが急に変わるもんでもないので、もんもんと指を吸ってる。
近所の歯科医役をキアヌ・リーブスが演じてる。笑ってしまった。やっぱりいい俳優なんだな。もともと不器用な感じのイメージがあったのだけど、そのイメージが歯科医役では器用貧乏な感じに出てる。
歯科医だけでは終わらないぞ。などと思っていて、催眠術とかいろんなものに凝ってしまう。歯科医としても悪くないのに、よく言えば向上心があり悪く言えば、努力の方向が違ってる。
17歳のジャスティンを中心に描いてはいるけれど、家族のそれぞれの人生、同級生の家庭環境、母が勤めている麻薬病棟の患者達の中毒ぶり、心配しすぎての無駄な抗うつ剤の投与。
タッチは軽いけど、よく考えると内容はハード。そんな中で、ジャスティンが自分を知り、少し強くなって大学へ行く為、旅立っていくのが、見終わった後、爽やかだったかな。
そして何より、ヴィンセント・ドノフリオも出てた。こんな作品にも出るんだなー。