一番気に入ったのは、掃除のおばちゃんというw◆制作
原題:Kinky Boots 2005年 イギリス・アメリカ
◆キャスト
◆あらすじ
チャーリー・プライスは伝統ある靴工場の跡取り。しかし気弱な彼が重責から逃げ出した途端父親の訃報が届き、プライス社の4代目に就任することになってしまった。
原題:Kinky Boots 2005年 イギリス・アメリカ
◆キャスト
ジョエル・エドガートン
キウェテル・イジョフォー
キウェテル・イジョフォー
サラ=ジェーン・ポッツ
ジェミマ・ルーパー
リンダ・バセット
ニック・フロスト
ユアン・フーパー
◆あらすじ
チャーリー・プライスは伝統ある靴工場の跡取り。しかし気弱な彼が重責から逃げ出した途端父親の訃報が届き、プライス社の4代目に就任することになってしまった。
しかも、蓋を開けてみれば倒産寸前。このままでは本当に倒産確実な状態。八方塞がりのチャーリーがやけ酒くらって夜道を歩いていると、数人の男にからまれている美女がいた。助けようとしたが、逆に彼女に助けられた。
彼を助けた路上の美女は、ドラッグクイーンのローラだった。クラブ「エンジェル」のカリスマスターの彼女は、足に合わないセクシーブーツに悩まされながらも、毎晩華やかなステージを繰り広げていた。
そして、ノーサンプトンへに戻ったチャーリーは職人たちの解雇しようとする。しかし、クビにされたローレンの「他社の社長はニッチ市場を開拓して、嘆いてなんてないわよ」という捨て台詞で、チャーリーは男性の体重を支えられるドラッグクイーン御用達のキンキーブーツ市場の開拓をしようと考えた。
***
登場人物のキャラが全員、いきいきしててよかった。しかも、芸が細かい。
会社の跡取りチャーリー役はジョエル・エドガートン。イット・カムズ・アット・ナイトにも出てたな。てかキンキーの方が先か。
気弱な性格なのに跡取り、挙句その会社は倒産寸前、一生懸命悩みやればやるほど周りに叩かれ笑われる。どうすりゃええねんっていう苦しみが痛いほどよくわかる。
そんな状態でもなんとかしようともがく姿は、何故か男っぽくさえ見えてくる。ステージで彼がこけるシーンはさいこーだった。
ドラッグクイーンのローラ役はキウェテル・イジョフォー。あちこちで観てると思うけど、何に出てたか覚えてない。が、この彼がよかった。普段のむさくるしいおっさんとドラッグクイーンになった時の落差、クイーンの時の自信とは裏腹におっさんの時の気弱さ。周囲に理解されるという事の喜びが出まくってたな。
だんだんきれいになっていく気がするのが不思議。うでずもうでの一場面、桟橋でステップを踏むシーン、チャーリーがこけた後に出てくるステージはよかったー。
この映画がうけた理由って、人の弱い所をカバーして強い所で人を助けてるからなんやろな。チャーリーの強みと弱さ、ローラの強みと弱さ。弱さを許して強みで助ける。そうやって人の輪ができ始めると、類友のように似たような人が集まってくる。
チャーリーをサポートする女性や、婚約者、縫製のおばちゃん、いいキャラぞろいだけど、好きなのがローラ(サイモン)が泊まっているところで掃除してるおばあちゃん。
ところであんた男?って聞くシーンがさいこー。あーいうおばあちゃんになりたいなー。