ゴヤが見たものが見たくて。
◆制作
原題:Goya's Ghosts 2006年 アメリカ・スペイン
◆キャスト
原題:Goya's Ghosts 2006年 アメリカ・スペイン
◆キャスト
ハビエル・バルデム
ナタリー・ポートマン
ステラン・スカルスガルド
ランディ・クエイド
マイケル・ロンズデール
ホセ・ルイス・ゴメス
マベル・リベラ
◆あらすじ時は18世紀末から19世紀初め、動乱のスペイン。ゴヤは宮廷画家という名誉の絶頂にいながら権力を批判する絵画を描いていた。
彼にとって絵筆は、人間の本質を見つめる目であり、悪を暴く武器なのだ。ある日突然、イネスがロレンソが指揮する異端審問書に囚われる。
彼女を救おうとしたゴヤが見た、驚くべき真実とは。
***
視点がぼやけてる気がした。宮廷画家をしてるゴヤ。権力に逆らえば、生きてはいけない時代に生きながら、一方では権力批判ともとれる絵画も描いている。そんな彼が描くものは、その対象の真の姿を捕らえてしまうのだろう。
そんなゴヤのしたたかさみたいなものが、あまり感じられず。
ロレンソとイネスの話は、想像がついた。耳が聞こえなくなっていたゴヤは、やっかい事に巻き込まれないようにしている。そんなゴヤが、イネスを助けようと奔走する。
そのゴヤの気持ちも伝わりにくい。ロレンソの自分を守りたい気持ちやイネスの哀れさの方が前にでてくる。
ゴヤの目から見たイネスやロレンソ、あの時代、絵に向かう姿勢が見たかったな。