余計なシーンが多くて焦点がぶれた感じ。
◆制作
原題:Crooked House 2017年 イギリス
◆キャスト
原題:Crooked House 2017年 イギリス
◆キャスト
ソフィア=ステファニー・マティーニ
チャールズ=マックス・アイアンズ
イーディス=グレン・ハローズ
ジョセフィン=オナー・ニーフシー
◆あらすじギリシャで生まれ若い頃に無一文で英国へ渡り、レストラン経営で大成功を収め巨万の富を築いた伝説的な人物、アリステッド・レオニデス。その彼が突然亡くなった。
その孫娘のソフィアが、かつての恋人・チャールズが営む探偵事務所に現れる。祖父が残すした巨万の富、一族の誰かが祖父を殺したにちがいないと打ち明け、チャールズに捜査を依頼した。
***
原作がどうなのかは知らないけど、ソフィアが祖父の死の真相を元カレのチャールズに頼む。元カレでもいいとは思うけど、彼は探偵よりソフィアとの恋愛に気を取られてるとしか思えないつくり。
巨万の富、家族ゆえに起こる愛憎劇、そういうものの中で一番弱いと思われる人物が事件を起こすのかと思って見ていたのだけど、家族だからこそのドロドロした感じも弱かった。
愛人がいる若い妻、映画を作りたり長男夫婦、倒産寸前の次男夫婦、家を取り仕切る前妻の姉、金と色が蠢く世界のはずなのに、そういうふうには見えない。
犬神家の一族を思い出した。横溝さんはアガサもかなり読んでたらしいから着想を得てても不思議じゃないのかもしれないけど。
ラストに近づくにつれ、少しましにはなったかな。イーディスのグレン・ハローズはよかったかな。