久々にこの映画を観た。子役の頃やタイタニックの時もいいけれど、この映画の時かギルバート・グレイプの時のデカプリオが一番好きだな。
原題:Total Eclipse 1995年 イギリス
◆キャスト
アルチュール・ランボー=レオナルド・ディカプリオ
ポール・ヴェルレーヌ=デヴィッド・シューリス
マチルダ=ロマーヌ・ボーランジェ
イザベル・ランボー=ドミニク・ブラン
◆あらすじ
私は妻のカラダよりもランボーの才能に欲情した。19世紀のフランス象徴主義の代表的詩人、アルチュール・ランボーとポール・ヴェルレーヌの軌跡を描いた人間ドラマ。
若く美しく才気溢れるランボーと、酒に溺れ狂暴な感情の爆発と内気な優しさという矛盾を孕むヴェルレーヌの奇跡的な出会いから、2年間に渡る同性愛の日々、その果てに来る別離と破滅、そしてランボーがアフリカを初めとする放浪の旅に出て孤独な死を迎えるまでを、壮大なスケールで描いてゆく。
***
男同士の愛憎劇、エロとしてみると面白さは半減だろうとは思う。それでもデカプリオがいいので、それだけでも楽しめるだろうけど。デヴィッド・シューリスもいいし。
この映画見てて、真珠の首飾りの少女を思い出した。あれと少しテーマがかぶる気がする。
この映画の方が、も少し哲学的だけど。
いい映画だからこそ、下手に書きたくないなぁ。なんだか、感想を書く事すら、陳腐に思えてきちゃう。文才ないから余計。
最終あたりのシーンが好き。人が幸せと感じるものが何かを見せてくれる気がする。簡単に答えに飛びついても得られない。そこまでの葛藤が、あの最期に結びついてくる。
レオ様とシューリス様が出てるだけでいいけど、もう少し若い頃に観たかったな。どんな風に観たんだろうか。今とどれだけ見方が違うんだろうか。後10年ぐらいして観たら、また違った感じをうけるのかな。その頃に機会があればもう1度観たいな。