ブラックメール脅迫

 キャメロン・ディアスは話に関係ない所にちょこっと出てくる。観た事のある俳優さんが多数出てる。


◆制作
原題:KEYS TO TULSA 1996年 アメリカ

◆キャスト
リクター=エリック・ストルツ(バタフライ・エフェクタ)
ロニ―=ジェイムズ・スペイダー(セクレタリー)
ヴィッキー=デボラ・カーラ・アンガー(サイレント・ヒル)
キース=マイケル・ルーカー(ヘンリー)

◆あらすじ
恋人と別れて故郷の田舎町タルサに帰ってきた新聞記者リクターは、旧友ロニーやその妻ヴィッキーと再会する。リクターはかつて自分の恋人だったビッキーから怪しげなポーチを受け取るが、その中には町で起きた黒人女性殺人事件の証拠となる写真が入っており、ロニーはその写真をネタに犯人を脅迫していた。

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ロニーはお金、お金と言ってるけど、お金より大事なものをわかってる。ロニーがお金を欲しがるのは、お金より大事なもの、妻を幸せにしたいからなんじゃないのか。

妻のヴィッキーは、もうロニーとはだめだと思ってる。街に帰ってきたリクターと、やり直せないかなんて思ってる。でも、迷った挙句、自分の気持ちに気づく。ヴィッキーはロニーが嫌になった訳じゃなくて、若い頃遊びまわっていた気楽な頃に戻りたかっただけなのかも。でも、時間は巻き戻せない。

ヴィッキーの兄キースはお酒と女に明け暮れ、仕事は弁護士にまかせっきり。俺は時々とっぴな事はするけど、壊れちゃいないとキース。周囲が思ってるより、キースは自分の事もまわりも見えてるんだろう。

そしてお金持ちの放蕩息子リクター。母のコネで新聞社に勤めるが、仕事はほとんどせず流されてばかり。母にお金を無心してがっかりさせないでと断られたり、ヴィッキーに言い寄られちょっとその気になってみたり。

ロニーに恐喝の片棒を担げと言われてよくわからず引き受け、事件を目撃したチェリーに真相を聞き、被害者は友達だったのよ、お金になんてと言われたり。キースにあらぬ写真を撮られたり、事件を目撃したチェリーと関係を持ったり。それぞれの思惑で動く周囲の人に翻弄されるリクター。

ロニーに脅迫された犯人も登場してくる。それでも暗くない。最後はいい形におさまる。
ハラハラドキドキのわりには、あっさり明るく見れる。ドロドロしてない。けれど、ちゃんと大事なとこはおさえてる。

やっぱり、サスペンスっていうより人間ドラマな気がするな。