話のもっていきかたが好きだな。
◆制作
原題:The Reaping 2007年 アメリカ
◆キャスト
大学教授キャサリン・ウィンター=ヒラリー・スワンク
教師ダグ・ブラックウェル=デビッド・モリッシー
ローレン・マクコーネル=アナソフィア・ロブ
◆あらすじ
大学教授キャサリン・ウィンター(ヒラリー・スワンク)は奇跡を信じない。ある日、アメリカ南部の小さな町ヘイブンの教師ダグ・ブラックウェルがキャサリンのもとを訪れ、町の人々が神のなせる業だと信じている出来事を解明してくれるよう頼む。
その小さな町で起きた、一人の少年の不可解な死。そして事件と同時に真っ赤に染まった川の水。それはまるで旧約聖書に登場する「十の災い」の始まりそのもの。その後も立て続けに起こる怪奇現象は科学的説明のつかない。
町中を覆い尽くした恐怖と疑惑は、死んだ少年の妹ローレン(アナソフィア・ロブ)へと向けられる。この少女を葬れば町は救われると村人たちは信じ始める。キャサリンは謎の真相に近づくにつれ、キャサリンはヘイブンに隠された、恐ろしい真相を知ってしまう。
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福音書や歴史的な背景の番組を見たことがあって、そのおかげでこの手の話が、少しだけわかりやすかった気がする。宗教そのものには興味がなくても、ある程度知識があった方が楽しめるのかもしれない。
作りが面白かったな。目の付け所が好き。奇跡なんて科学の前には、という入り口がいい。
最初から宗教話じゃないあたりが入りやすかった。
7つの封印が解ける=世界が終わると怖がるように作る映画が多い。世界が終わるんだから
、何をしたって手遅れという。でもリーピングは一人の少女に焦点があたる。彼女と一緒に川に入った兄は、通常では考えられない死に方をした。兄の死以後、川の水は人の血であふれたので、彼女さえいなければ救われるんじゃないかとと思う村人達。
何故その少女に固執するのか、本当の理由がわかるのは最後の方。そしてラストシーンで12章が出てくる。ついニヤリとしてしまった。