スティーブン・キング原作。
幽霊なんているはずがないと思っているオカルト作家のエンズリンは、NYのドルフィンホテルの1408号室に泊まった宿泊者56人が、1時間以内に死亡したという事実を知る。
ホテルの支配人は、エンズリンを説得しようと試みるが、ホテル側の売名行為だと信じるエンズリンは、忠告を無視して1408号室に入っていった。
その部屋には何があったのか。
原作は、S・キングの短編集「幸運の25セント硬貨」の中の1篇「1408号室」だそうな。
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原作は読んでいないので、どこまで映像化できたかはわからないけれどわりと好き。面白く観れたのは、俳優さんの力が大きいかな。何せ、登場人物がそう多くない。その大半を、ジョン・キューザックが占めてる。下手な俳優さんなら、観られなかったかも。
エンズリンが正常な判断力を失うまいとして、自分の状況を声に出して録音して理解しようとしたりするのがよかったな。
あの状況になったら怯えているだけじゃなく、なんとか突破口を見つけ出そうとするに違いない。
そんな中、時計の数字がカウントダウンのごとく減っていったり、トイレットペーパーが最初に戻ったりして、じわじわと違う世界へ入っていく感じはわりと好きだったな。
機会があったら、読んでみたいな。