ホワイト・ライズ

 マシュー・リラードが出てる。それだけで観る気に。13ゴーストの印象が良すぎて。
1996年のフランス映画、アパートメントのリメイクなそうな。

ホワイト・ライズ [DVD]

◆制作
原題:Wicker Park 2004年 アメリカ

◆キャスト
マシュー・サイモン=ジョシュ・ハートネット
リサ=ダイアン・クルーガー
アレックス=ローズ・バーン
ルーク=マシュー・リラード

◆あらすじ
結婚式を控えてニューヨークからシカゴに戻っていたエリートビジネスマンのマシューは、通りで昔の恋人、リサの姿を見つけた。
リサを深く愛していたマシューだったが、彼女は2年前に何も言わず姿を消してしまった。マシューはリサのことが忘れられず、後を追ってシカゴの街を彷徨う。

***

主な登場人物は4人。主人公マシュー。そのマシューが愛する女性リサ。マシューの親友ルーク。そして、リサの女友達のアレックス。

一緒に暮らそうと言った直後にリサはマシューの前から消えた。2人は離れ離れになった。それから数年後、マシューはリサを感じ彼女の後を追う。だが、いつも一足遅い。

出張に行かなければならないマシューだがその気にはなれず、リサの後を追う。探し回りやっとリサの家を見つける。見つけたと思ったその家には、リサと名乗るアレックスがいた。

一方、マシューの親友ルークにも好きな女性がいた。ルークが好きな女性は、女優を仕事にしている。そしてルークが好きなその女性は、ルークではなく別の男性に惹かれていた。そんな事を知らないルーク。

やがてそれぞれの恋心が見え始めた時、恋心に翻弄された男女の姿が。

アレックスがした事を、誰が責められるだろう。もしかしたら、誰もがアレックスになる可能性はあるのかもしれない。でも、そこまでしても得られるものは少なく、失うものは大きい。自分の本性を突きつけられるだけでも、私は願い下げ。そこまでして恋愛したいとは思わない。

ネタがばれてしまうと、ちょっと覚めてしまったな。会いそうで会わない設定もやりすぎて飽きたし、わかってしまったネタはよくある話。

ただ、それぞれの視点から見る景色を交差させて撮ったやり方はうまかった気がする。そのまま時間軸で撮ったら、ものすごくつまんなかった気がする。

リラード君をああいう役柄で使うのは、勿体ない気がする。個人的な好みだけど。