コロンビアーナ

書いたと思ってたのに書いてなかった。思い出すということは記憶に残った映画なんだな。



◆制作
原題:Colombiana 2011年 アメリカ・フランス

◆キャスト
カトレア・レストレポ、幼少期(アマンドラ・ステンバーグ)
カトレア・レストレポ、成人(ゾーイ・サルダナ)
エミリオ・レストレポ、カトレアの叔父(クリフ・カーティス)
ジェームズ・ロス、捜査官(レニー・ジェームズ)
ダニー・デラネイ、カトレアの恋人(マイケル・ヴァルタン)

◆あらすじ
9歳の頃、マフィアによって目の前で両親を殺された娘カトレア。1人になった彼女は、シカゴの叔父の家に向かう。
叔父のもとで訓練を積んだ彼女は、一流の殺し屋になる。両親の復讐を果たした彼女は、マフィアとFBIの両方から追われる事になる。

***

両親を目の前で殺された9歳のカトレア、並外れた運動神経、しかも賢い。父の言う通りアメリカ大使館に行き、情報と引き換えに渡米する。シカゴの叔父エミリオの家にたどり着いたカトレアは、殺し屋になりたいと叔父に言う。だが、叔父はまずは教育を受けろという。
この間の幼少期のカトレアがいい。まっすくに前を向く瞳、活発な運動神経とは裏腹に我慢強い頭の良さ。過酷な環境を生き抜く9歳の少女にしてやられる。

大人になったカトレアは、両親の仇を討とうとする。この大人になったカトレアのしなやかな動きがいい。運動神経がよく賢い9歳の子がそのまま大人になった感じ。
そして大人になった彼女に恋人が出来る。自分の素性を隠して付き合うが、これがきっかけで叔父のエミリオ一家は殺され、マフィアとFBIから追われる事になる。

現場にカトレアの花を置く気持ちはわかる。危険だけど。素性を隠して恋人を作るのもわかる。それも危険だけど。その事が肉親を亡くす事に繋がってしまう。

彼女の孤独は癒される事があるのだろうか。両親を目の前で殺された時点でその孤独はぬぐいようのないものになったのか。それともいつか彼女にも安らかな日々がやってくるのだろうか。

幼少期を演じたアマンドラ・ステンバーグは、この映画の後、ハンガーゲーム等に。大人のカトレアを演じたゾーイ・サルダナは、この映画の後アベンジャーズ等に、それぞれ活躍しているらしい。いい俳優さんが増えるのは嬉しいな。