デビル

 シックスセンスの監督なのだそうだが、エンディングはちょっと好みじゃなかったかも。

デビル (字幕版) - クリス・メッシーナ, ローガン・マーシャル=グリーン, ジェフリー・エアンド, ボヤナ・ノヴァコヴィッチ, ジェニー・オハラ, ボキーム・ウッドバイン, ネルソン・ブライアン, ジョン・エリック・ドゥードル, M・ナイト・シャマラン, サム・マーサー
デビル (字幕版)

◆制作
原題:Devil 2010年 アメリカ

◆キャスト
ボーデン、アルコール障害から復帰した刑事 (クリス・メッシーナ)
トニー・ジェンコウスキー、元海兵隊員の整備工(ローガン・マーシャル)
ヴィンス・マコーミック、セールスマン(ジェフリー・エアンド)
サラ・キャラウェイ 、若い女(ボヤナ・ノヴァコヴィッチ)
ジェーン・コウスキー、老女(ジェニー・オハラ)
ベン・ラーソン、閉所恐怖症の新米警備員(ボキーム・ウッドバイン)

◆あらすじ
高層ビルでロザリオを握りしめた男が転落死した。ボーデン刑事は違和感を感じつつも自殺と判断した。その頃、このビルのエレベーターが突然停止し、5人の男女が閉じ込められた。

防犯カメラで一部始終を見ていた警備員は、警察に連絡するが、 エレベーターの修理に向かった整備担当者も転落死する。そうしている間にも照明が消えるたびに人が死ぬ。警察の調査により、エレベーター内の男女5人のうち、4人に犯罪歴のあることが判明する。

***

高層ビルから飛び降り自殺。その自殺を皮切りにエレベーターの停止、そのエレベーターに閉じ込められた人達が、次々に死を迎える。死を迎えるのは、エレベーターの中の明かりが消える時。犯人は誰なのか。全員が殺されるのか。その前に救出できるのか。

悪魔の足音が聞こえるというメモの意味とは。ホラーでもミステリーでもいいけれど、宗教が絡んでもいいけれど、エンディングがあれではこういう話にする意味がない気がする。

いい行いをする人にはいい事が、悪い行いしかしない人には悪い事が、そうはならないからホラー(ミステリー)なのになと思ってしまう。行いを悔い改めれば、怖いものなどない事になってしまうのはちょっと納得がいかない。

おまけに、悪魔の解釈も変な気がする。悪い行いを咎めるのは神であって、悪魔は悪い行いをそそのかす。もっと悪くなるように囁くのが悪魔なのに、この映画での解釈は悪い行いをした人間の命を頂くのが、悪魔って事になってる。命を頂くのは死神だろうし、悪魔は罪を重ねれば重ねるほど喜ぶ気がするのは、私だけだろうか。