如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~

ちょっと前にwowowプラスで朝、放送していた。全87話。

如意の行方

如意の行方


◆制作
原題: Ruyi's Royal Love in the Palace 2018年中国

◆キャスト
烏拉那拉 如懿(ウラナラ にょい)(周迅 ジョウ・シュン)
愛新覚羅 弘暦(アイシンギョロ こうれき)(霍建華 ウォレス・フォ)
珂里葉特 海蘭(ケリェテ ハイラン)(張鈞甯 チャン・チュンニン)
富察 琅嬅(フチャ ろうか)(董潔 ドン・ジエ)
金玉妍(きんぎょくけん)(辛芷蕾 シン・ジーレイ)
高晞月(こうきげつ)(童瑶 トン・ヤオ)
衛嬿婉(えいえんえん)(李純 リー・チュン)
皇太后 鈕祜禄(ニオフル)(ヴィヴィアン・ウー)
侍衛 凌雲徹(りょううんてつ)(ジン・チャオ)

◆あらすじ
1735年、清の乾隆(けんりゅう)帝が即位すると、彼と幼い頃から愛を育んできた側室の如懿(にょい)は妃(ひ)に封じられる。幼馴染である乾隆帝との愛を静かに育みたい如懿(幼名青桜)だが、叔母との対立関係にあった皇太后や皇帝の寵愛を巡る正室や側室達の権力争いに巻き込まれていく。

後宮内で皇子が相次いで亡くなる。その濡れ衣を着せられた如懿。第一皇子・永璜(えいこう)は乾隆帝に如懿の無実を訴えるが、乾隆帝の苦しい胸の内を知った如懿は、冷宮送りを覚悟する。冷宮は思った以上にひどかった。そんな中、侍衛の凌雲徹(りょううんてつ)に助けられる。如懿が冷宮にいる間、皇后や慧貴妃に虐げられた海貴人は、如懿に泣き言を言うが、如懿は他人の力を借りてでも自分の身は自分で守れと海貴人を励ます。同じ頃、凌雲徹が想いを寄せる女官・衛嬿婉(えいえんえん)は夢への一歩を踏み出していた。

海貴人と凌雲徹の助けを借りて、濡れ衣だった証拠を手に入れ冷宮を出た如懿は、皇后である富察瑯嬅の死後、皇后として冊封され正妻となった。冷宮時代に凌雲徹の人柄を知った如懿に抜擢され、侍衛になった凌雲徹は衛嬿婉と再会する。

一方、皇子を出産した海貴人は、出血が止まらず昏睡状態に陥ってしまう。如懿は斉侍医(せいじい)を呼び献身的な介抱のおかげで事なきを得た。如懿は海貴人の死を誰かが狙ったのではないかと感じていた。

衛嬿婉は乾隆帝の歓心を買うことに成功する。衛嬿婉は如懿に遺恨を持つ前皇后の公主・璟瑟を後ろ盾にすることによって、皇子・公主も儲け、皇后に次ぐ皇貴妃の位を手に入れる。如懿と乾隆帝のすれ違いの隙を突く形で後宮内での力を拡大し、如懿が孤立するように仕向けていく。

乾隆帝からの度重なる裏切りのため諦めの境地に達していた如懿は、髪を切り別れを決意する。皇后位を剥奪された如懿は、自身の宮殿に軟禁となる。さらにその体は結核に蝕まれていたが、如懿は治療を拒否し他の妃嬪達との接触も固辞して、後宮内での気配を消した。

後宮内で頂点に上り詰めた衛嬿婉は、息子の十五皇子に言い聞かせた軽口が後ろ盾であった公主・璟瑟の耳に入り、子供たちと引き離される。乾隆帝が衛嬿婉への失望を募らせた頃、疲労による発作のため意識を失う。衛嬿婉は皇太子に指名された皇子の名を実子の十五皇子・永琰に差し替えようと目論む。だが、それを見越した皇太后らは罠を仕掛けていた。その罠は衛嬿婉が何もしなければ何事も起こらず、もし悪意の行動を起こせば全てが暴かれるものだった。衛嬿婉の正体が乾隆帝の前で暴かれ、皇太后、海蘭、そして衛嬿婉の配下たちにより、全ての悪事が暴露・糾弾され、これまでの如懿の無実と誠実な愛が証明される。

真相を知った乾隆帝は深く後悔するが、その後も如懿は治療をせず、かつて乾隆帝に贈られ今はもう蕾さえつけなくなった緑梅を傍らに、ある夜半静かにこの世を去った。乾隆帝は保管していた如懿が切り落とした髪を取り出し、少女のころの彼女を思いながらこの世を去った。その時、長い間花を咲かせなかった緑梅に再び花が咲いた。

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長いドラマだったが、わりとすんなり全部が観れたのは話のテンポがいいのと、1回の長さがそれほど長くなかったのもあったのかもしれない。キャラが解りやすかったのもよかった。女性達が纏う衣装、髪や指に纏う貴金属、宮のデザインが素晴らしく目の保養になった。

如懿は冷静で頭のいい女性で、ただ乾隆帝と信頼し合って生きていくことを願っていた。乾隆帝の苦しい立場を知り、彼を愛していたからこそ冷宮に行く。その自分が一番苦しい時代に助けてくれた凌雲徹、冷宮から脱出する手助けをしてくれた海貴人を信頼し、心の支えにしていたのだろう。それがどんどん崩れていく。

如懿と凌雲徹が恋仲で乾隆帝を裏切っている、と衛嬿婉に噂をばらまかれ、それを晴らそうと海貴人が凌雲徹を死罪にした時、如懿が海貴人に、私はあなたを許したくても許せない。2人を失ってしまったと言った如懿が悲しすぎた。死罪を喜んで受け入れた凌雲徹と、何があっても如懿を支えようとする海貴人も、いい人達だからこそ悲しかった。

衛嬿婉は凌雲徹と恋仲だったのに、家族の圧力や欲に負けて乾隆帝の妃となるが、如懿を目の敵にしたのは凌雲徹の信頼を失った事も大きかったのだろう。やった事がひどかったのでざまあみろという気もするけど、やっぱり少し悲しかったりもする。

そして、最後まで如懿の側にいた容珮、如懿と共にこの世を去る。少しだけ容珮の気持ちがわかる気がする。切なすぎて機会があったらまた見てしまいそう。

好きなキャラ。

如懿(烏拉那拉 如懿ウラナラ にょい)冷静で忍耐強く賢く可愛い。
海貴人(珂里葉特 海蘭ケリェテ ハイラン)最初は如懿を頼っていたが、如懿を姉と慕い守る為に強くなる。
凌雲徹(ちょううんてつ)控えめで誠実で忍耐強い。
容珮(ようはい)如懿の2番目の侍女。勇気があり如懿を命をかけて信頼している。
李玉(りぎょく)乾隆帝の側にいて、余計な事は言わず賢く立ち回りながら誠実。
惢心(ずいしん)如懿の最初の侍女で冷宮にもついていき、足に後遺症が残るほどの取り調べを受けるが、 江与彬と結婚する。
江与彬(こうよひん)如懿が信頼している太医、海貴人の命を助ける。
葉赫那拉意歓(エホナラいかん)控えめで存在が可愛い。
寒香見(かんこうけん)好きな人が亡くなってしまい生きる気力を無くすが、如懿が寄り添ってくれた事で、陰ながら如懿をかばう。
金玉妍(きんぎょくけん)王家の出身で好きな人の為に乾隆帝の子を産み策略を巡らすが、その好きな人に見捨てられたことを知り、精神が崩壊し自殺に及ぶ。この役を演じた女優さん、嫌味をいう時の意地悪そうな顔と、好きな人に対する素直な顔の落差が好き。