ブリジッド・オベール/ジャクソンヴィルの闇

勝手に思い込んでただけなんだけど、ミステリーだと思ってて最後まで犯人捜ししながら読んでしまったw

ジャクソンヴィルの闇 (ハヤカワ・ミステリ文庫 オ 2-4) - ブリジット オベール, 香川 由利子
ジャクソンヴィルの闇 - ブリジット オベール


◆制作
原題:Tenebres sur Jacksonville 1998年 フランス ハヤカワ文庫

◆あらすじ
アメリカ西部の小さな町、夏休みの町はゴキブリの異常繁殖をのぞけば平和だった。そんな町で、無残な若い娘の死体が発見された。

さらに第二、第三の犠牲者が。

***

悪くはなかったんだよな。特に最後のジェムが2人になるとこなんか、どっちが本物でどっちがジェムに化けたポールなのか。

あの町の中で、子供なのにいちばん冷静だったのはジェム。自分がとんでもない場面に遭遇してる事も、どうしようって思ってる事も冷静に感じてた。

友達のローリーといつもつるんでるジェム。そんなジェムに化けたポールは、周囲の人を恐怖のどん底に突き落とした張本人。

その2人が同じ容姿、どっちが本物かわからない。今、逃げ出さないと、2度と逃げ出すチャンスはない。でも本物のジェムを置いていけない。

間違ったら、極悪なポールを連れてジェムを火の海に取り残す事になる。そこをぬけたと思ったら、ダックとフランキー。

最後の最後であのシーン。想像は途中からしてたけど、フランキーの為に彼女と一緒にいる為に、あえて火の海に戻るダック。

前半、あれだけ気持ち悪いシーンを展開しておいて最後は綺麗にもっていくのか。ホラーなのに。

あれだけすっぱり毒舌吐いといて、悪い言葉は使っちゃいけませんの見本、書きすぎ。書いてる間楽しかっただろーなーw