ボストン・リーガル

 キャスティングが好き

友情の代償 - David E Kelley
友情の代償 - David E Kelley 


◆制作
原題:Boston Legal 2004~2008年 アメリカ

◆キャスト
アラン・ショア (ジェームズ・スペイダー)
デニー・クレイン(ウィリアム・シャトナー)
ポール・ルイストン(ルネ・オーベルジョノワ)
ブラッド・チェイス(マーク・バレー)
シャーリー・シュミット(キャンディス・バーゲン)
ローリ・コルソン(モニカ・ポッター)
タラ・ウィルソン(ローナ・ミトラ)

◆あらすじ
法律を扱っているけれど、世の中は法律で解決できる事ばかりじゃない。でも、その法律を仕事にしている以上、法律を無視する事は出来ない。拡大解釈したり、時には苦肉の策?ともいえる方便をひねり出す。弁護士達の悪戦苦闘とブラック・ユーモアにあふれたドラマ。

***

パートナーのダニー・クレイン。スター・トレックの艦長さんが演じてて、最初はなんだかなーと思って見てた。昔はかなりやり手の弁護士で、決め台詞はダニー・クレイン。伝説になっているお方。若い頃はそれで決まったのだろうが、馬鹿の1つ覚えみたいだし、おまけに、時々記憶が途切れたり。そろそろ引退?みたいな感じの役柄が、パッとしないなーと思ってた。

ところがそんなダニーを周囲は上手く使う。記憶が時々飛ぶしとんちんかんなので、弁論は
無理なのだけど、座ってるだけでも伝説のダニーは絵になる。時間稼ぎが必要な時とか、小さな声で弁護士同士が打ち合わせしてるように見せたりする。話してる中身は、チョコ大好きとかだったりする。あのスター・トレックの艦長が、チョコ大好きはうけた。

クールなやり手弁護士、時には弁論で煙に巻き時には冷たい態度も平気で見せる。でも、ずーと見てるとわかってしまう。彼の優しさとクールな顔の下の可愛らしさが。すげく好きなキャラ。なんとか問題を解決しよーという現実的な部分と、人の良さが葛藤するとこういうキャラになるって見本みたいな気がする。

こんなにクールな弁護士を取り巻く、女性弁護士がまた見事にいい。セクハラめいた発言を交わすやり方もキャラ(人)それぞれでおかしい。どれも見事な返し方で、つい笑ってしまう。