ミッドナイト・スペシャル

キルスティン・ダンストさんが大人というかしっかり者っぽくなっててびっくり。少女のイメージがすっかり覆された。

◆制作
原題:Midnight Special 2016年 アメリカ

◆キャスト
ジョエル・エドガートン
キルスティン・ダンスト
アダム・ドライバー
マイケル・シャノン
サム・シェパード
ポール・スパークス
ジェームズ・デュモン

◆あらすじ
不思議な超能力を少年アルトンは2人の男性と逃げていた。1人は父ロイ、もう1人は父の幼馴染ルーカス。

泊まった宿で彼らは少年を連れ去ったとして指名手配されていることをテレビで見て知る。
アルトンは、ゴーグルとヘッドフォンをして窓には段ボールを張り巡らし夜に行動していた。昼の光はアルトンには毒らしい。

***

アルトンはこの数年カルト教団で育てられていた。母は教団を出ていて教団ではアルトンのいう意味不明の言葉をリーダーが説教に使っていた。その意味不明の言葉をNSAの分析官ポールは政府の言葉という。暗号化され衛星回線で送られた数字を何故カルト教団が知っているのかと教団関係者を尋問する。

彼らは3月6日に審判が下されると思っていて、その日にアルトンが彼らと共にいたら自分達は許されると思っている事がわかる。教団のリーダーはアルトンを探して連れてこいと幹部に命令する。

一方、逃げているアルトン達は追っ手をまき元信者の男性の家に匿ってもらう。ところが元信者の男性は一度見てみたかったとアルトンのゴーグルを外しまばゆい光で目と目が繋がり交信していた。周りのものが壊れ家が揺れていた。

父ロイは元信者を引き離しアルトンとルーカスと共に別の場所へ向かいます。途中ガソリンスタンドに寄った父が電話している間に、アルトンは空を見ながら車から出てしまいその後衛生が落ち始める。

慌てて出発したロイ達はある家に着く。そこにはアルトンの母サラが待っていた。アルトンはかなり弱っているが病院へ行く暇がなく、ある座標の場所へ向かうという。座標の場所へ近づくとアルトンはサラとルーカスに逃げろと言い、父ロイと共に徒歩でその場所を目指した。

その場所へ着いたら昼間に起きていたいとアルトンは言うが、父は無理だという。必要な事なんだとアルトンは言い、朝日の中ゴーグルをはずし目の光を開放する。大きな衝撃の後、アルトンの顔色はよくなり、昼間でも起きていられるようになる。

戻ったロイ達はサラやルーカスと合流し、この世界の上にも世界があり人がいると話す。サラはアルトンが住む世界は上の世界だろうと言い、別れを覚悟しなければならないとロイと話し出発しようとした時、教団の追っ手につかまりアルトンを連れ去られてしまう。

その後アルトンは軍関係者が見守る中質問をされるが、ポールとだけ話すと言いポールに自分は別の世界から来ていてもう帰ると伝える。アルトンは目を光らせ周辺の電源を落とし建物から脱出し、ポールと共にロイ達の元へ戻る。

その日その場所でアルトンは目と両手を光らせる。衝撃の後建造物が現れ光に輝く人がその建造物に向かっていくのが見える。建造物が消えた時アルトンも消えていた。

アルトンが消えルーカスはつかまり取り調べを受けるが見た事以上の事は言えないと言いロイは刑務所に収監されていて、空を見上げた時ロイの目がかすかに光る。

俳優さん達はわりとあちこちで見る俳優さんがたくさん出てた。父ロイ役のマイケル・シャノンは「ハイ・クライム」で観てる。ロイの幼馴染ルーカス役のジョエル・エドガートンは「キンキーブーツ」

母役のキルスティン・ダンストは「モナリザ・スマイル」「スパイダーマン」分析官やくのアダム・ドライバーは何で見たか覚えてないけどドラマかな。わりと印象に残る顔なので覚えてはいるんだけど。などなど、他にもわりと見る俳優さん達多数。しっかり固めてきた感じ。

昼と夜の対照的な光、建造物のきれいさ、自然の美しさ、悪くはない。悪くはないのだけど、突っ込どころ満載。超能力が使えるのに簡単に捕まるし、最後にはその場所へ行くのに
命がけで突破って、なんで使わへんねん。超能力と言いたくなる。

暗号化された数字の話がわかりにくい。その日その場所へ行かなければアルトンは上の世界へ帰れなかったのかもしれない。が、アルトン以外の人にとっては何の影響もない。教団は地球が滅亡すると思い込んでたのかもしれないけど。ちょっともったいない気がする。