隠された記憶

ジュリエット・ビノシュ出演。

◆制作
原題:Hidden 2005年 フランス

◆キャスト
ダニエル・オートゥイユ
ジュリエット・ビノシュ

◆あらすじ
ジョルジュとアンのローラン夫妻は、パリの邸宅で誰もがうらやむような暮らしを送っていた。そこへ一本のビデオテープが届けれられた。

最初は彼らの家が正面から映っているだけだが、気持ち悪くは思う。次に送られてきたのは、ジョルジュが育った農家。

そしてその次は、次には郊外を走る車が、安アパートに向かう様子。とうとう子どもが描いたような血まみれの死人の絵が描かれた不気味なはがきが届いた。

***

動機をお金としてみると、ジョルジュ(TVキャスター)を失脚させる為に彼の過去を探り、養子になれなかった子の話を聞きかじってきて、自滅狙いでビデオテープを送りつけたとも
考えられる。

恋愛がらみなら、奥さんのアンが離婚したくて養育権(息子がいる)と慰謝料、財産分与狙いという事も。

嫉妬なら、養子になれなかった人かその人の息子の可能性も。(安アパートに住んでいて、ジョルジュに犯人だと疑われ警察騒ぎになった後、自殺してる)余命がないと知って、行動に出たとか。

それ以外にも、作ろうと思えばいくらでも話が出来そうな。これで結末を付けたら、陳腐な話になってしまいそうな気がする。

罪悪感からか、犯人だと決め付けてしまうジョルジュとそうではないと言うしかない人の口論。

誰でも、小さな過ちは犯してる。それが、ある日大きな不安と共に目の前に出されたら。そういう日常をテーマにしてるあたりは好きだな。