暗号探偵クラブアメリカ殺人旅行#7#8

 最後らしいテーマだったな。

  The Bletchley Circle - San Francisco Part One [DVD]
The Bletchley Circle - San Francisco Part One [DVD]

◆制作
The Bletchley Circle San Francisco 2018年 イギリス、カナダ

◆キャスト
ミリー(レイチェル・スターリング)
ジーン(ジュリー・グレアム)
アイリス(クリスタル・バリント)
ヘイリー(シャネル・ペロソ)
ブライス刑事(ベン・コットン)

◆あらすじ
前話でアイリスは、戦時中に開発した暗号機を修理してビジネスにしようと考え、ヘイリーに修理を頼んでいた。修理が終わった暗号機の販売許可を得る為、アイリスとヘイリーは政府に申請をする。だが、許可出来ないとし暗号機も取り上げられたのだった。

そんなアイリスは元大使から世界的なチェロ奏者のリサイタルに招待される。そばを離れた息子を探して人の話から離れたアイリスは、ソ連の総領事のアレクセイ・オルロフが鼻血をだして倒れていた。彼はウラドという言葉と腕のタトゥーを見せ亡くなってしまう。一方ヘイリーはイリヤ・ソコロフが奏でるチェロに心を奪われてしまう。

***

ミリー(イギリスからいとこを頼ってアメリカにきた元暗号解読員)
ジーン(ミリーに誘われてアメリカに来た元暗号解読員)
アイリス(アメリカで働いていた元暗号解読員)
ヘイリー(孤児院出身でアイリスに救われた女性)
ブライス刑事(ミリーと恋心を抱いて女性たちに協力している刑事)

総領事が亡くなった事で最後に会った人物として、アイリスはFBIに事情を聞かれる。ジーンは情報を得ようと昔の仕事仲間で英領事館に努めているナイジェルを訪ね、7桁の数字とオデッサという文字が書かれたメモを受け取る。ミリーはプライス刑事を訪ねオルロフソの遺体を見せて貰い、ロシア語で黒海の真珠とタトゥーに書かれていたことを知る。

ジーンは何者かに襲われ監禁されてしまう。ナイジェルから渡されたメモをジーンは、勤務している本屋の本の中に隠した。ミリーとアイリスはそれを見つける。ジーンを救出しようとするクラブの女性たちは、元大使夫妻を店に招いて情報を得ようとする。ヘイリーについて一緒に店に来たイリス。そのイリスの後を追ってきたウラジミールが国際指名手配犯だと解った途端、彼は銃で撃たれてしまう。

ヘイリーとイリスはウラジミールが撃たれたことに気付かず店から逃げ出した。イリスは亡命するつもりだとヘイリーに話す。そのためにヘイリーの協力が必要だと言う。だがイリスはヘイリーがあきらめきれずに作った暗号機を盗んで立ち去った。

暗号機を取り戻すため、イリスの行方を元大使の妻デボラに聞きに行ったアイリスとヘイリー。イリスは今夜国際空港から出国するという。ジーンを助け暗号機を取り戻しヘイリーの刑務所行きを阻止するための時間は残り少ない。

オリビア(アイリスの知り合いで警察に勤めている)が持ち出した一部が黒塗りされた資料にから手がかりをつかもうとするミリー、ヘイリー、アイリス、オリビア。場所に関する話が出た時、ヘイリーはイリスがKGBは高級なホテルが好きだと言っていたと、オリビアは何度か首相という名を聞いたと言い、ジーンが監禁されているのはホテル首相だとあたりをつける。

警察に通報すればジーンの命などお構いなく突入するだろう。そこで彼女達はジーンを助け出す計画を立てる。ヘイリーがエレベーターを動かないようにして、ホテルの従業員に扮したアイリスがエレベーターが動かないので手を貸してくれとロシア人達に頼む。ロシア人達が部屋からいなくなった途端、外階段から侵入したヘイリーとミリーがジーンを救出し、取ってあった2階下の部屋に隠れ、追っ手をまいて逃走する。

一息ついたジーンは、ナイジェルの話だとロシア人は暗号解読に必死みたいだと。ソ連が暗号解読に必要なのは、暗号化の手順を知ることだと聞いてアイリスは、7桁の番号が自分たちが作った暗号機の特許番号だと気が付く。ジーンが持ち出した紙に書かれいてた3つの英文字から出国する空港を特定したクラブの女性達は、ナイジェルやプライス刑事の協力を得て出国を遅らせ、その間に暗号機を奪い返そうとする。

空港にはイリヤがいたが、暗号機はすでにイリアの手を離れていた。滑走路には暗号機を持った元大使の妻デボラがいた。オルロフは元大使と米ソ関係の修復の為に動いていた。だが
デボラはKGBと通じていた。暗号機を守ると言ったのに軍は暗号機を破壊した。それを知ったKGBは複製を奪う計画を立てた。その動きを察知して警告にきてオルロフはデボラに殺された。銃をデボラに突き付けるアイリスに、捕まったらアイリスとヘイリーが捕まる証言が出来ると脅す。アイリスは暗号機を取り戻しデボラは出国した。

まとめきれんくて長くなったな。暗号機という女性たちの能力を米ソの話にからめたのはさすがと言うべきか。国同士の話だけならここまで楽しく観れたかどうか。ミリーがジーンを失ったらと取り乱すシーンも、能力がある女性たちに中にいると自分が情けなく思えるというヘイリーをジーンが励ますシーンも、信じあえる人といるというのは幸せだなと胸が温かくなる。

ニュートリックスのシーズン11だったかな、にジーン役の女優さん、ジュリー・グレアムさんが出てた。ちょっと嬉しかった。