自撮りする女たちを読んで逆に最初から読んでみたくなった。
特捜部Q檻の中の女本と映画は別物と言うけど、この話はどっちもよかった。本と映画では少しずつ違う。映画ではカールが不器用でクールな男性として描かれているけど、本では不器用だけど仕事との折り合いをつけつつ、女には弱い。リアルな普通のおじさんの格好良さが出てる。
アサドも同じ。映画では気遣いが出来て器用になんでもこなす感じに描かれているけど、本では気は利くし頭はいいけど、変なお茶を入れたり知らない事も多かったりするのがいい。アサドは本の中では刑事ですらないし、ミレーデの弟に写真を見せるのはカール。そういう細かい部分は違っている。映画にするなら短いので整理して解りやすいように見せたのは正解だった気がする。