特捜部Q檻の中の女

デンマークでヒットだそうな。カールとアサドのコンビが好き。


◆制作
原題:The Keeper of Lost Causes 2013年 デンマーク

◆キャスト
カール・マーク(ニコライ・リー・カース)
アサド(ファレス・ファレス)

◆あらすじ
特捜部Q殺人課のカールはある事件で部下を失い重傷を負った。復職したカールは、特捜部Qへ転属を命じられる。特捜部Qは、過去の未解決事件の残務整理をする窓際の部署で、人員は刑事のアサドと2人だけ。

不満なカールだったが、過去の未解決事件の中に5年前の美人議員ミレーデ失踪事件を見つけ捜査を始める。

資料によると、ミレーデは障害を負った弟と船にのっていた。5年前無視された証言をカールはアサドと共に丹念に調べ直した。姉は弟を探していた。弟はレインコートの男性と共にいた。その男性は誰なのか、2人は弟に写真を見せる。

一方ミレーデは5年間、監禁されていた。何故、ミレーデはこんな目に合っているのか。

レインコートの男弟は事故で脳に外傷を追っていて、解離性障害を患っている。面会の時の条件は、興奮させない事。初対面の人とは話せず、カールを無視する。カールは5年前にミレーデと親しくしていた議員に話を聞きに行き怒らせ、上から捜査を中止しろという命令が出てしまう。

アサドは根気よく弟の元へ足を運び、一枚の写真に弟は反応を示した。上からの命令を無視すれば停職になる。だが、2人は捜査を続行。その写真の男は、すでに死亡しているとわかる。男が死亡したという場所へ行き、人が入れ替わっている事に気づく。

レインコートの男と亡くなった男は、同じ孤児院にいたとわかり、孤児院でレインコートの男の事がわかる。彼はラセといい、交通事故で父と妹を亡くし母はその時車いすに。
母が酒びたりになった為、孤児院へ送られ引き取られた家庭で虐待にあったラセ。その事故のもう1台の車に、ミレーデが乗っていた事に、刑事2人は気付いて、ラセの家へ向かう。

大人になったラセは、テレビで交通事故の原因となった女性を見つけた。事故の時、ミレーデがふざけて運転していた父の目をふさいだことが原因で事故は起こっていた。ミレーデは命を取り留め、カールは元の仕事に戻るか?と聞かれるも、特捜部にいる事を決めアサドを相棒に捜査する事件は自分が決めると上司に話す。

***
刑事のカールが突っ走るわりには、元相棒に弱音を吐いたり頑固に見えるのに、いい情報にはすぐに自分の意見を訂正したりずっと難しい顔をしていたのに、ミレーデが命を取りとめたと聞くとなんとも言えない笑顔になったり、素敵すぎるやろ。

アサドが忍耐強いわりに、カールに対してはっきり物を言うのもいい。決してイケメンじゃないしおじさんなのだけど、いいんだよなー。最近、おじさん好きになってるせいかもしれないけど、男っぽくて自分が何をするのかという点がぶれてない。恥も外聞も関係なく、自分がやるべきことに向かっていくかっこよさ。それなのに不器用な一面がかわゆい。かっこよく可愛いって卑怯やろ。

後、2作品かな、録画してあるので楽しみ。