ロビン・クック/ハームフル・インテントー医療裁判

警察と犯人と麻酔医のおいかっけっこが、ドキドキハラハラw

ハームフル・インテント―医療裁判 (ハヤカワ文庫NV) - ロビン クック, 克己, 林
ハームフル・インテント―医療裁判  - ロビン クック


◆制作
原題:Harmful Intent 1991年 アメリカ ハヤカワ文庫

◆あらすじ
手術の最中、患者の容態が急変。麻酔に使う薬の量を誤ったとして、麻酔医ジェフリーは
裁判にかけられ、有罪判決を受けた。

だが、ジェフリーには、どうしても納得がいかない。このまま黙っている訳にはいかないと、事件の背後を自分で調べていく。

調べてみると、他の病院でも同じようなケースが起きていておかしいと思ったジェフリーは、麻酔薬そのものに疑問を持つ。

***

協力してくれる看護婦のもとに身を寄せながら、他の病院のケースを調べる為に、他の医師や看護婦の話を聞いたりするが、逃亡中の身なので表立っては動けない。

いつ捕まるか解らない。捕まったら一貫の終わり。看護婦の家で捕まりかけ、きゃー、逃げてーと思わず叫びそうになった。

麻酔医が主役というのも面白かったし、病院内を医師や看護婦じゃなくても、大手を振って歩けて悪い事をしよーと思えば、出来ちゃいそうなのが怖かった。

医者や看護婦だからって悪い事をしないとは限らないけど、犯人が病院関係者じゃないのがまた怖い。

で、その動機はというと、そこがまたこの話の面白いところなのかも。