ジェイムズ・パタースン/殺人カップル

もともとはジャック&ジルだと思うんだけど、日本のタイトルは殺人カップル。ジャック&ジルじゃ売れなさそうってのはわかるんだけど、買いにくいーーーーー。


◆制作
原題:Jack & Jill 1998年 アメリカ 新潮社

もしこんな事が起きたら、と思うとぞっとするけれど起きても不思議じゃない。というか、
何があっても不思議じゃないんだろうけど。

ジャックとジルっていうのは、アメリカの大統領orその妻、ファーストレディーの隠語として書かれてる。ほんまかどうかは知らんけど。

大統領には警備する人がたくさんいる。命を狙われやすい立場にいるから。その警備する機関、FBIとかCIAとかいろいろあるんだろうけど、その機関で働いている人の中に、殺人鬼がいたら。

そしてジェームズ・パタースンが、キス・ザ・ガールで見せた殺人鬼2人というパターンの男女版。

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この事件を捜査する人の中に、アレックスがいる。アレックスシリーズの二つは映画化されてるけど、これは映画化になるんだろうか。

24っぽく作れそうだし、映画化されたら観たいなと思うけど、前の二作と犯人のからみがなかったと思うから、作らないかな。

多重人格殺人者でも、財務長官の息子さんが出てきてて、キス・ザ・ガールでは2人の殺人鬼。その両方の要素がこの本にあるけれど、二作とはまた違った雰囲気で読めた。