魔界探偵ゴーゴリ暗黒の騎士と生け贄の美女たち

面白かった。ゴーゴリ気絶しすぎw

◆制作
原題:Gogol. Nachalo 2017年 ロシア

◆キャスト
アレクサンドル・ペトロフ
オレグ・メンシコフ
ジュリア・フランツ
セルゲイ・バデューク

◆あらすじ
29年、サンクトペテルブルク。駆け出しの作家ニコライ・ゴーゴリは、腕の立つ探偵グローと知り合い、2人は若い美女だけが狙われる連続猟奇殺人事件の捜査の為に、ウクライナの小さな村ディカーニカへ出発する。

探偵グローは2つの理由からゴーゴリを同伴者として選んでいた。1つはゴーゴリがディカーニカの近くで生まれ土地勘を持っていたこと、もう1つはゴーゴリが神秘な力を持ち、異世界の者と繋がることができたから。

ゴーゴリは自分でもコントロールができない悪夢の力によって、容疑者として浮かび上がった"黒騎士"と事件の真相に近づいていく。

***

小さな村、決して裕福ではない村。そんな村に、探偵グローの真っ赤なコートが目を引く。
目を引くのはコートだけじゃなく、地元の警察署長のいう事など耳をかさず、死体を掘り起こしたりする。痛んだ遺体をグローは納屋で検視し、血が残っていないのを確認する。

匂いにうんざりしたゴーゴリは外に出て、散歩の途中にリザと夫の馬車にひかれて、彼らの家に運ばれて気が付く。ひかれあうリザとゴーゴリだが、リザには夫がいた。宿で働いているアンナという女にただならぬものを感じたゴーゴリ。見破られたと悟った女はゴーゴリの首をしめるが、探偵グローは女に刃を向け吹っ飛ばされてしまう。

その夜、ゴーゴリは夢を見グローは黒騎士と戦っていた。そして、グローは帰らぬ人に。(後で生きてたと判明するが)グロー亡き今、ゴーゴリは彼の後をついで事件を解決しようと決意する。

村に残ったゴーゴリは手がかりを求めていた。そんな折、村の女が赤いマントをまとった何者かに殺される。

ゴーゴリはある男に何故娘を庇うのかと問う。殺された女は、娘の結婚に反対していた。母が生きている限り結婚できない娘の犯行を父は目撃していた。

ゴーゴリに見破られた娘は逃げるが、殺したはずの母が娘の前に立ちはだかり、娘も殺されてしまう。母の後ろには、黒騎士がいた。

ゴーゴリにはまったwよく気絶するわりには、気が弱いわけではないのか怖そうなところへ首をつっこみがち。リザにひかれてはいるものの、手を出そうとはせずわりと紳士的。お供の者には、最近はあたりがきついと言われるほどには我儘。というか思い立ったら突っ走るw

探偵グローさん、この話にゴーゴリを巻き込んだのに退場するの早すぎwあちらの世界とこちらの世界を行き来するせいか話も場面も早いテンポで進むので、間延びせず。主要人物以外のキャラがはっきりしてるのも見やすくていい。