ゾディアック/クロエ・セヴィニーが可愛すぎる

主役級が勢ぞろい。


◆制作
原題:Zodiac 2007年アメリカ

◆キャスト

監督:デヴィッド・フィンチャー

サンフランシスコ・クロニクル紙の風刺漫画家、ロバート・グレイスミス(ジェイク・ギレンホール)
クロニクル紙の敏腕記者デイブ・トースキー(ロバード・ダウニーJr.)
事件担当の刑事でイヴ・トースキー(マーク・ラファロ)
デイヴの相棒の刑事(アンソニー・エドワーズ)
風刺漫画家ロバートの2番目の妻(クロエ・セヴィニー)
弁護士(ブライアン・コックス)
警官(イライアス・コディーズ)

◆あらすじ

1969年、カルフォルニアバレーホで男女が襲われ男性だけが生き残る事件があった。1か月後、サンフランシスコ・クロニカル紙はゾディアックと名乗る者から、暗号化された手紙を受け取った。身元を含む暗号メッセージを公開しなければ、被害者が増えると書かれていた手紙が新聞に掲載されると、ある夫婦が暗号を解読した。その後殺人犯はベリエッサ湖でまたもや男女を襲い、女性は2日後に亡くなる。

新聞社のオフィスで、敏腕記者のエイブリーは風刺画の漫画家ロバートをからかうが、ロバートは開封現場にいて手紙を解釈し、エイブリーはそれが役に立つと思い、情報を共有しはじめる。

サンフランシスコのタクシー運転手が市内で射殺された。ゾディアックは、タクシー運転手のシャツの切れ端を手紙とともに送ってきた。サンフランシスコ警察のデイヴとビルは、上司からこの事件を担当するように言われる。バレーホやナパの警部と連絡をとり捜査を進めるが、ゾディアックは手紙を送り続けテレビ番組に電話をかけてきて弁護士と話す。

1971年、刑事たちはバレーホ事件の容疑者としてアーサーを尋問する。ゾディアックが使用したロゴが入った時計をしていたことから、アーサーが犯人だと刑事たちは思うが、手書きの文字から、専門家はソディアックの文字を書いていないと主張する。

ゾディアックからの手紙が途絶え、事件は人々の記憶から薄れていった。1978年、敏腕記者のエイブリーはサクラメントに移り、風刺画の漫画家ロバートは事件を忘れられず、書籍化しようとエイブリーを訪ねるが彼は話に乗らなかった。ロバートは刑事達を訪ね、事件が起きた警察の名前を手に入れる。

ロバートは独自の調査を続け、執筆中の本についてインタビューを受ける。彼は荒い息をする電話を受け始める。ロバートは事件に取りつかれ職を失い家庭も崩壊した。それでもすべての調査を終え、アーサー・リー・アレンこそ犯人だという結論に達した。だが、それは状況証拠でしかなく本も書き上げるが逮捕には至らない。

1983年、ロバートはアーサーを追跡し、バレーホの店で販売員として雇われている彼と買いを合わせている。8年後、ロバートが書いたゾディアックがベストセラーになり、被害者の1人が警察の顔写真からアーサーを特定した。彼は事件との関わりを恐れて失踪し続けていた。

アレン起訴に動き出したが、アレンは心臓発作で死亡。事件は未解決のままである。

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wowowプラスでやっていた。好きな映画なので何度でも観る。

「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール、「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニーJr.、「スポットライト 世紀のスクープ」のマーク・ラファロ、「ER緊急救命室」のアンソニー・エドワーズ、「モンスターズ 悪魔の復讐」のクロエ・セヴィニー、それ以外にも海外ドラマでよく見る俳優さんがたくさん出てる。

クロエ・セヴィニーがすごく可愛くて参った。金髪の三つ編みに丸めの眼鏡、落ち着いた文学少女のような。「モンスターズ」といい「スノーマン」といい、色っぽくクールなイメージだったからそのギャップにやられた。クロエが演じてるロバートの2番目の妻、頭の回転がよく忍耐強く決断力もあって、ちょっとブラック・ユーモアのような存在。何故、彼女の助言をロバートが取り入れるシーンを作らなかったんだろうと思ったぐらい。

ゾディアック事件は暗号もロゴも事件の内容も、どうしても解決したいと思う気持ちをかきたてた事件なんだろうな。そのせいで解決したい人達だけじゃなく、家族までもが巻き込まれて人生が狂ってしまうのは悲しい。家族の時間が欲しいからと配置換えを願い出た刑事さんの気持ちはわかる気がする。