ダーク・スクール

 山奥、寄宿学校、舞台はそろってるな。


◆制作
原題:Down a Dark Hall 2018年 アメリカ・スペイン

◆キャスト
アナソフィア・ロブ
ユマ・サーマン
イザベル・ファーマン
テイラー・ラッセル
ジョディ・メイ
ロージー・デイ
カースティ・ミッチェル

◆あらすじ
実父を亡くし、その後義父と母と過ごすキット(アナソフィア・ロブ)は、素行が悪く高校を退学になる。

そこへ名門寄宿学校の先生が来ていた。両親は更生のため森の奥にある、名門寄宿学校に入れと言う。学長(ユマ・サーマン)により、携帯電話を没収され外部との連絡を遮断された
キットだが、そこでは同じような女子学生たちがいた。

***

森の中の寄宿学校、建物は古く暗い。というか、この映画全体的に暗くて見にくかった。そこへ集められた5人の生徒。5人とも問題児。

それぞれに薬が出されていて、しっかり飲んだか口の中まで確認される始末。

最初はギスギスしている生徒たち。学長はみんなに才能があり、ここで頑張れば人がうらやましがるような才能が開花するという。

しばらくすると、生徒それぞれが天才のような才能を発揮し始める。文学、絵画、音楽、数学。だが、才能を開花させた生徒たちはどんどん病んでいく。

ある日、生徒たちが集まって話しはじめると、彼らが集められた理由が見えてくる。全員がこの世のものではないものを感知出来た。

おかしくなっていく生徒を見て、キットは調べ始める。すると、彼らの才能は亡くなった偉人達のものとわかる。彼らは器として選ばれたのだった。

5人の生徒のうち、器にされなかったヴェロニカ。あーいう人好き。残念だけどこの映画しか出ていないらしい。

もう1人うけたのが、生徒の世話役&監視役のオーロンスキー。中年女性なのだが、強い、強い。校長の息子でさえやっつけちゃうぐらい。彼女にも悲しい願いがあるのがまたいい。あんなに不愛想なのに、愛する者の為に生きてるなんて。

キル・ビルしか見たことなかったけど、ユマ・サーマンわりとよかった。厳格な学校の学長役もはまるのねーって思いながら見てた。

映画としては、ちょっと物足りなかったかな。もう少し話に複雑さがあった方が楽しかったかな。