ロザムンド・パイクの復讐劇、見られずにいられない。
◆制作
原題:Return to Sender 2015年 アメリカ
原題:Return to Sender 2015年 アメリカ
◆キャスト
ミランダ(ロザムンド・パイク)
◆あらすじ
ミランダ(ロザムンド・パイク)
ウィリアム(シャイロー・フェルナンデス)
ミランダの父(ニック・ノルティ)
◆あらすじ
看護師の女性ミランダは、自宅でウィリアムにレイプされ心身ともに深い傷を負う。彼女は刑務所に収監されたレイプ犯ウィリアムに手紙を送り続ける。が、その手紙は開封されないまま返送されてくる。そこで刑務所へ面会に行くことにする。
面会を繰り返すうちにウィリアムとの距離を徐々に縮めて行くミランダ。ウィリアムが出所することになりミランダの自宅へやってくる。それを知ったミランダの父は激怒する。
***
看護師のミランダは手術室看護師を目標にしていた。が、事件後手が震えるようになってしまい、その夢を断念する羽目に。住んでる家を売って新しい家に引っ越すつもりだったのに、事件があった家は売れずそっちも断念。
ミランダは自分を傷つけた刑務所のウィリアムに、しつこく手紙を送り面会に行き妙な期待を持たせる。ここは賛否両論だろうな。傷つけた相手に笑顔を向けられる人とそうじゃない人がいるだろう。だが、力で適わない以上計画を立てて復讐するしかない。だとするなら使えるものは全部使う。憎悪が激しければ激しいほど、笑顔になれるってストーリーはいいと思う。
ミランダと両親の間に会ったものも、母の死として回収しているし、そこまでなら悪くなかったのだけど、最後にきてどうにもならなくなったみたいに話が切れる感じ。あの後、ミランダはウィリアムをどうするんだろう。犬みたいに埋めるわけにはいかない。それとももっと残忍で長い話になるんだろうか。そういう余韻があってもよかったかな。
ウィリアム役のシャイロー・フェルナンデスの表情が、いかにも悪い人の笑顔だった。ロザムンド・パイクだからこそ観れたけど、そうじゃなかったら厳しかったかも。