検屍官 沈黙する死体

こわーい映画が観たいなーと思って、メディカルスリラーなら痛そーで怖いだろうと思って借りてきたら、まったり観てしまった。


◆制作
原題:DIE PATHOLOGIN/SKIN DEEP 2005年 ドイツ

◆キャスト
マリア・シモン
エルク・ウィンケンス
ルドルフ・コワルスキー
ダニエル・クラウス

◆あらすじ
女子医学生のレオは、臓器移植の第一人者ワーグナー教授の講座に参加する。ある日、友人のマックスが勤務先の病院で謎の死を遂げる。

レオと女刑事は死因に不審を抱くが警察は自殺と断定。真相を追う決意をしたレオは、法医学科へ転籍する。

そして、検屍解剖に潜り込み、マックスの死が他殺であったことを突き止める。

***

レオという女子学生を、好きになれるかなれないかで感想は分かれそう。元彼で友人のマックスが病院内で亡くなる。自殺だと断定する警察。レオは自殺ではないと思い自ら動き回るのだが、最初に警察にくってかかる。

その事件を担当する警部補が、同じ出身者で顔見知りらしいけど、警部補はレオにいい印象はもってないらしい感じ。

じっとしてられないらしいレオ。次は友人と実習先を代わり、マックスの解剖に立ち合う。マックスの先生にも接触。手がかりをつかんで、病院のスタッフにも接触。見学と称して病院内を探りまわり、自分が通っているとはいえ、大学にも忍び込む。やりたい放題。

こーいう人が身近にいると疲れそう。いつもその人のペースになってしまうだろうから。いつも自分のやり方を通してるし、他の人の意見を聞いてるようで聞いてない。

でも、こーいう人だからこそ何かを起こす原動力になる。人に気を使って流される人は周りに反対されたらそこでやめるだろうから。私はレオの同居人の男性が苦手なタイプだったな。

臓器移殖がテーマだけど、すぐにそれとわかってしまうのであまりそっちを主体に観ない方がいいんだろーな。あくまでレオを楽しんだ方がいいような。医療物の意味はなくなるけど。