ジュリア・ロバーツがつけてるブラが、胸を大きく見せるって有名になった映画。
そういう入り口もありかなと思うけど、実話だけに内容がよかった。
原題:Erin Brockovich 2000年 アメリカ
◆キャスト
エリン・ブロコビッチ=ジュリア・ロバーツ
エド・マスリー=アルバート・フィニー
ジョージ=アーロン・エッカート
ドナ・ジェンセン=マージ・ヘルゲンバーガー
カート・ポッター=ピーター・コヨーテ
パメラ・ダンカン=チェリー・ジョーンズ
◆あらすじ胸元も露に超ミニのスカートの元ミス・ウィチタ。離婚歴2回。3人の子持ち。無学、無職。貯金残高16ドル。そんな彼女(エリン)が勤め始めたのは弁護士事務所。資料から企業による環境汚染を疑い始めたエリンは、住民と話し確信を深めていく。
だが、企業相手の訴訟となれば調査時間もお金も人員もかかる。その割には勝つ確率は低い。しり込みする弁護士に、弁護資格のないエリンが必死の説得。
そしてエリンは1枚の書類から大企業の環境汚染を暴き、634の住人の署名を集め、史上最高の和解金350億円を勝ち取った。実話に基づいた痛快なサクセス・ストーリー。
エリンは上品とは言えないし学歴があるわけでもない。生活費に困ったり、時間がなくて子供に手が回らなかったり。でも、自分を知ってる(知った)事が彼女の強みだろうと思う。
最初は、離婚して子供をかかえて生活費に頭を悩ませ、なんとかしなきゃと必死なだけだったエリン。途中から、自分の強みに気づいて、自信をつけていく。
学があるわけじゃないと知ってるから、走り回る。足で調べる。生活費に困ったり、一人で仕事も子育ても。ちょっと無理がある。でも、無理でもやらなきゃならない。だから必死。
必死でがんばる人を、見ていられなくなる人が出てくる。時には、手を貸してくれた人とぶつかったりもする。いくら手を貸してくれて感謝していても、だからといって一生頼るわけにはいかない。だから、言うことは言う。その強さもいい。
時間がなくてごめんねと思いながら、子供の食事に手を抜く。でも、子供はそんな母の後姿をしっかり見てる。だから、母を思うし負担にならないようにしよーとする。
食事より、子供の世話を出来ない事より、生きる姿勢をしっかり見せてるのが、教育になってる。いい母親だなと思う。
格好悪いとこや、情けない部分、わかってなくて恥ずかしいと思う部分を、人に見せられるのは、本人が強くて素直だからだろう。そして、周囲の言葉に納得すれば、あっさりとその言葉に従う。勉強してなかっただけで、賢い人なんだろうな。
食事より、子供の世話を出来ない事より、生きる姿勢をしっかり見せてるのが、教育になってる。いい母親だなと思う。
格好悪いとこや、情けない部分、わかってなくて恥ずかしいと思う部分を、人に見せられるのは、本人が強くて素直だからだろう。そして、周囲の言葉に納得すれば、あっさりとその言葉に従う。勉強してなかっただけで、賢い人なんだろうな。
対象的に出てくるのが相手側の弁護士。頭がよく上品。スタイルも着ている服も仕事に適している。が、誰も彼女の声には耳を貸さない。この役を演じた女優さん、はまってた。自分で体験した強みがないので、悲しいかな、説得力がない。
実話は、もっとごたごたあっただろうな。数時間の映画で描くには時間がなさすぎて、話をまとめているんだろうと思うけれど、それでも好き。