ストーン・カウンシル

クリムゾン・リバーを書いたグランジェ原作。モニカ・ベルッチ出演。観ないわけにはいかないな。

ストーン・カウンシル [DVD]

◆制作
原題:Le Concile de Pierre 2005年 フランス

◆キャスト
ローラ=モニカ・ベルッチ
サン=二コラ・タウ
シビル=カトリーヌ・ドヌーヴ
セルゲイ=モーリッツ・ブライブトロイ

◆あらすじ
モンゴルの男の子の赤ん坊サンを養子に迎えたパリの女性ローラ。サンが7歳の誕生日が近づいた時、彼の身体に不思議な形のアザがあらわれる。それを境に2人は奇妙な現象に悩まされ始める。そして、サンに謎の秘密結社の魔の手が忍び寄ってきた。

***

原作読んでないし想像だけど、ストーリーは悪くなかったんじゃないのかなって気がした。撮り方に気になる部分が結構あって覚めてしまったから、余計にそう思ったのかな。

100年に1人の神の子。
狙われるのは当然で、神の子ってのが出てくる限り、伝説とか秘密結社が出てくるのもうなづける。その秘密結社が価値のあるもの、人には教えたくないものを追いかけてるとしたら、他にもそれに目をつける人間が出てきても、これまたおかしくない。単なる伝説話になってないあたりが好きだな。

最初は伝説だったものが、秘密結社と政府組織と子を思う母との三つ巴になっていき、端役で出てくる役柄でさえ、どっちの仲間なんだ?それとも全然関係ないのか?って思わせる展開は好きだな。

ただ、撮り方が悪かった気がする。覚めた部分結構あった。主演のモニカさんのそっち系を期待してる男性の為のシーンがあった気がする。いらんやろと思うけど。
娯楽だからそこまではいいとして、そのシーンに出てくる呪術師っていうんだろうか?の爺さんまで脱がなくても。うけてしまったじゃん。

最終、息子を救う為に閉じ込められた場所から抜け出す母親。何故に男性を助けに戻るんだろう。危険を犯してまで助けに行ったのに、その後、彼と協力するでもなく放置して息子を1人で探しにいく。これが逆ならわかる。子供の一大事に、他の人間を助けてる精神的余裕は、母親にはないと思う。子供を助けた後に、他の人も見捨てられないってんなら違和感ないのに。

言い出すときりがないけど、男性が喜ぶシーンも大人しめでそっちで宣伝するわけにもいかず、ちょっともったいない作り方だった気がする。それにしても、ドヌーヴはすごいな。きれいだし品があるしさすがだなと思った。