エリザベス・バートリーの話を思い出した。

女検死官ジェシカ・コラン - ロバート・W. ウォーカー
◆制作
原題:Killer instinct 1997年 アメリカ 扶桑社

女検死官ジェシカ・コラン - ロバート・W. ウォーカー
◆制作
原題:Killer instinct 1997年 アメリカ 扶桑社
◆あらすじ
大量の血液を抜き取られた若い女性。残酷な事件解決の為、FBIは検視官のジェシカに協力を求めた。
検死の結果、処女の血を飲み血の浴槽につかる吸血鬼もどきの犯行だと思うジェシカ。
そんなジェシカに、犯人の魔の手が。犯人が血にこだわるその理由とは。
***
犯行そのものは、エリザベスとすごく似てる。600人余りの処女を殺し、その血を浴び若返ろうとした貴婦人。彼女の出身はトランシルバニア。吸血鬼もトランシルバニア。でも、エリザベスは確かハンガリーで、吸血鬼はルーマニア。
書いてて思い出したのだけど、本書と同じような実在の事件もあったな。動機が同じだった気がする。
アメリカの事件だったかな。血にかかわる事件って多いなぁ。血ぞめのミキサーな事件もあった。なのでこういうのは題材になりやすいのだろう。
検視官っていうと、パトリシア・コーンウェルのドクター・ケイが有名だけど、同じぐらいジェシカは読ませてくれた。
負けないのよね。ずる賢くて気持ち悪いぐらい残忍な犯人に。弱気はだめよねって、元気を貰える。
ただ、仕事が出来て美人でって想定はお決まり過ぎるかな。