ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

好き嫌いが別れる映画だろうな。

ヘドウィグ･アンド・アングリーインチ(字幕版) 

◆制作
原題：Hedwig and the Angry Inch　2001年　アメリカ

◆キャスト

ジョン・キャメロン・ミッチェル

マイケル・ピット

ミリアム・ショア

スティーヴン・トラスク

セオドア・リスチンスキー

マイケル・アロノフ

◆あらすじ

性転換手術をして、東ドイツからアメリカへとやってきたヘドウィグ。手術のミスで残された股間の「怒りの1インチ」に苦悩し続けながらも、ロックシンガーとして活動を続けていく。

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せつないんだな。女にも男にもなれない、自分が選んだ訳じゃなくても、人と同じじゃない意識がヘドウィグの中にあって、いつからずれたのかわからないけれど、もう戻れない事もわかってる。

せつないけど、お涙ちょうだいではないのがいい。泣こうが愚痴ろうが何も変わらないなら、自分の道を行ってみよう。笑い飛ばしてやろう。そういう強さと明るさが好き。

周りが辛い時、辛い事を知ってるヘドウィックは優しい。自分の状況が辛い日は、しっかり泣いて翌日には戻ってくる。泣いてばかりもいられんしな。

ヘドウィックが手術を受けなくても、辛いことはきっとある。辛さを優しさに変えるのは、ヘドウィックの性格なんだろう。人と同じでも、それは変わらない気がする。