ロビン・クック/アウトブレイクー感染

エボラ出血熱を扱ったミステリー。



◆制作
原題:Outbreak Intent 1988年 アメリカ ハヤカワ文庫

◆あらすじ
ロスで頭痛、高熱、吐き気を訴えていた患者が死亡。エボラ出血熱だとわかるけど、エボラはアフリカで流行した後、発生した報告はない。何故、突然ロスで発生したのか。原因を突き止める為に女医マリッサが派遣される事になり、現地へ急行。

そうしてる間にも、第二、第三と他の都市でもエボラが。エボラはエボラウィルスによって感染する伝染病。死亡率が高く、エイズより危険だといわれてる。

マリッサは、感染者達がどこでどういう経路でウィルスに感染したのか。彼らの共通項は何かを探り始める。

***

医療ものでこれだけ詳しく描いてて、わかりやすくて謎があってテンポがよくて読みやすい。

アメリカの健康保険制度が日本とは違っているけれど、それでも、こういう事件が起こらないとは限らない。考えると、背筋が寒くなるストーリー。

こういう事を実行に移すような人が出てこない事を祈る。ないとは限らないからなぁ。

嫌だよぉ。全身から血流して高熱と吐き気にさいなまれて、頭痛に頭を抱えながら、死ぬなんて。