死霊館のシスター

記憶探偵と鍵のかかった少女のタイッサ・ファーミガと、死霊館 エンフィールド事件やエスターのヴェラ・ファーミガ姉妹が共演。

◆制作
原題:The Nun 2018年 アメリカ

◆キャスト
見習いシスターアイリーン=タイッサ・ファーミガ(記憶探偵と鍵のかかった少女)
バーグ神父=デミアン・ビチル
フレンチー= ジョナ・ブロケ(エル)

◆あらすじ
1952年、ルーマニアの修道院でひとりのシスターが自ら命を絶った。この件の調査をする為、教会はバーク神父とシスターの見習いアイリーンを修道院へ派遣した。

が、たどり着いた修道院は村人すら行かない地にあり、命を絶ったシスターを発見したフレンチーという青年に道案内を頼む。

彼らは事件を調査していくにつれ、この修道院に隠された秘密へとたどりつく。バーク神父とアイリーンは、決して関わってはいけない恐るべき存在“悪魔のシスター"と対峙することになる。

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安心して観れた。フレンチ―がバーグ神父とアイリーンを修道院まで案内する道すがら、後々使う事になるキーワードが出てくるあたり練られている感じがして好き。

バーグ神父が埋められた時、マリアの加護で場所を突き止めたアイリーンが心強くていい。
相手は悪魔。男性でも太刀打ちできない相手にか弱い女性が立ち向かっていく。今回はバーグ神父が知識、アイリーンが勇気で2人の力が合わさって立ち向かうのも好き。

最終、アイリーンが終生誓願をバーグ神父に願い出るシーンも好き。生涯信じられるものを手にしたら人は強くなるんだろうか。

修道院になっている建物と周辺の景色の見事さ、建物内部の複雑さ、ろうそくの灯りが落とす影、そしてシスター集団とシスターの姿をした悪魔ヴァラク。素敵だった。
特に、悪魔ヴァラクが復活してくる時の垂直にたってるシーン、ほれぼれしちゃった。

最後の方で資料館に出てたリリ・テイラー、ロレイン役のヴェラ・ファーミガ、ロレインの夫エド役のパトリック・ウィルソンが出てくる。死霊館シリーズ、裏切らないなー。