ピエロがお前を嘲笑う

原題はWHO AM Iなのに、邦題はピエロがお前を嘲笑う。原題の方がしっくりくるような。

ピエロがお前を嘲笑う [DVD]
ピエロがお前を嘲笑う 

◆制作
原題:Who Am I 2014年 ドイツ

◆キャスト
ベンヤミン=トム・シリング
マックス=エリアス・ムバレク
マリ=ハンナー・ヘルツシュプルング(愛を読む人)
ハンネ=トリーヌ・ディルホム
ポール=アントワーヌ・モノー・Jr(ES)
ステファン=ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(ES)

◆あらすじ
学校では苛められ冴えないベンヤミン。試験問題をハッキングして手にいれようとしたベンヤミンだったが捕まってしまう。

社会奉仕活動を命じられ、そこで野心家のマックスと知り合う。マックスとベンヤミンは、マックスの友人たちを交えて、破壊活動を行うハッカー集団CLAY(クレイ)を結成する。

国内の管理システムを手当たり次第ハッキングを仕掛け、さらにドイツ連邦情報局へもハッキングを仕掛ける。

***

いじめられっ子だがハッカーの腕はある。その腕にひかれて人が集まってくる。そこまではいい。が、やる事が子供っぽ過ぎる。ベンヤミンはまだわからんでもあにけれど、クレイの中にはええ年をした大人もいるのに、その大人が一番はしゃぎまわる。

後先考えずあれこれやった結果、踏み込んではいけないとこに踏み込んでしまう。そのせいで人が死ぬ。だが、彼らは自分たちのせいで人が死んだことを重くうけとめてはいない。

ドイツ連邦情報局の女性をだまして(彼女は自分が騙されていることを知ってるらしいが)証人保護プログラムで新しい名前を手に入れた事になってるみたいだけど、彼らがしたかったことはそれなのか?と言いたくなるぐらい。何がしたかったんだ。ただ目立ちたいだけなのかな。なんだかそこが薄い。

べンヤミンはそんな仲間で嬉しいんだろうか。類友だとしたらそれも悲しい。いい腕があっても犯罪にしか使わないなんて。テンポもあまりよくなくて寝そうになった。若い男性なら楽しめたのかな。